日本文化を発信したい!でも無収入なことに時間をさけない貧乏人の叫び
先日、お箸の老舗に取材に行きました。
日本人なら誰でも使える(正しいかは別として・笑)お箸は当たり前ぎてあまり意識しないものの一つですが、日本の食文化と、日常に芸術を求める日本人の気高さを象徴する文化のひとつ。当然のようにそこにある伝統に触れながら、このすばらしさを日本人と海外の人に知らしめたいと心が動きました。
箸文化は数あれど、日本のお箸は一味違う!
お箸を使う文化は、日本以外にもアジアにいくつかあります。でも、日本以外の国は、食事をする道具のひとつとしてお箸があるだけ。その一方で、日本のお箸は食事をする唯一の道具として日本の食文化を支えてきました。
今は伝統的な和食でも、茶わん蒸しを食べるために木製のスプーンがでてくるのが当然のようになっていますが、そうなったのは洋食が日本に入ってきて以降のこと。それまでは、何でもお箸だけで食べていたそうです。
さらに、日常的に使うお箸にさまざまなサイズを作ったり、絵をかいたり、つやを出したりと、使いやすさと芸術性を両立させる観点は日本人らしい粋。
それでいて、箸を正しく持つのはかなり難しく、決して簡単なことではないのに、小さいころから親が教え、社会人になってからの評価の一端にもなるのは、日本人の几帳面さともリンクします。
そんなお箸に隠された深い日本文化に触れながら、この素晴らしさを正しく発信する術をもたことへの歯がゆさも痛感したわけです。
お箸屋の社長とも「この文化を世界に発信したい。その前に、日本人にも知ってもらいたい」と盛り上がり、それ以来、何とかする方法はないものかと考えています。
最大の問題は、時間とコストをどう捻出するか?
もちろん、発信するというだけであれば、ブログを戦略的に活用していくのが手っ取り早いのはわかっています。英語での表記をきっちりと行っていけば、海外の人も見ることができるでしょう。コンテンツをしっかり作りこめば、アクセスも稼げるはずです。
ただし、自己満足に終わらせないためには、それなりの時間とコストをかけたサイトを作らなければなりません。しっかり取材をし、いい写真を撮って、ビジュアルにもこだわったサイトを作ることも重要でしょう。
でも・・・
そこにエネルギーを注げばライター業に注力する時間が減り、収入が減少するのは必然。さらに、取材に行くにはお金がかかります。収入につながらないことに時間とコストをかけることができるのは、十分な収入がある人にのみ許された贅沢。私のようにしがないライターが長くこの活動を続けるためには、何らかの収入を得て、せめて経費だけはそこから捻出できる体制を作らなければなりません。
お金がない分、知恵を絞るしかない
では、どうするか?
そこが問題になります。
日本文化を世界に発信したい!といえば、「すばらしい!」と賛同してくれる人はたくさんいるでしょう。「うちの商品もぜひ紹介して!」「どこそこに、すばらしいものがあるよ」と教えてくれる人もいるでしょう。
でも、多くの人はお金を出してまで紹介してもらおうとは思わないはず。しかも紹介料ありきで進めると、本当にいいものを紹介するという本質からずれかねません。ここはブレてはいけないところ。
いずれ、紹介した商品を通販できるようにしてマージンを得る、なんて方法もあるかもしれませんが、単価が低いものもしっかり紹介したいと思えば、それもあまり現実的な話ではない気がします。
難しいものですね。
思秋期になり、日本の良さを伝えるのも使命だと感じる今日この頃。しばらく頭を痛めながら、ない知恵をカスッカスになるまで絞ってみたいと思います。
「金がないなら頭を使え!」
そんな人生の師の言葉が頭をぐるぐる回っています。
過去実績を掲載するときのマナーを考える
フリーランスで仕事をしていると、「過去実績を教えてください」と言われることが多くあります。
以前は、クライアントさんに合わせて仕事につながりそうなものを見繕っていたのですが、だんだん面倒になり、ポートフォリオサイトを案内するようになりました。
ところが最近、このサイト作りが難しくなっていると感じています。
自由に実績を書きまくれた過去
その理由は、WEBの仕事が増えたこと。
「なんのこっちゃ?」
と思う方も多いと思うのですが、これが意外に重大なんです。
以前(って、10年以上前)は、仕事の多くが広告や雑誌関係だったので、自由に過去実績を書きまくっていました。それが正しかったのかどうかはわかりませんが、「クライアントに掲載の許可をもらう」という作業をしている人は少数派。多くの人は、直受けだろうと、編プロ経由の依頼だろうと、自由に「ここの仕事やりました!」と書いていました。
その裏側には、「仕事やりました!」と書いても、そのクライアントに知られることはまずなかったために、トラブルになることはなかったからです。
制作会社が入っていると許可をもらうのが面倒に!
ところが最近は、WEBの仕事が増えてきました。
大きな会社であれば、WEBの効果測定をしっかり行う部署があり、思わぬところからのリンクは、リンク元を探ることも。そのため、ポートフォリオサイトに掲載するときに、事前に許可を得るのは必須になっています。
しかも、このリンク許可を得るのはなかなか難しい。
直受けの仕事であれば、そのままお願いすればいいのですが、間に制作会社などが入っているときは、そこを介して許可を得ることになります。クライアントと制作会社がツーカーの場合は、すぐに許可をもらえることもあるのですが、あまりチカラのない下請けだったりすると、「それは、ちょっと・・・ん・・・どうかなぁ・・・」とのらりくらり。
なので私は最近、掲載するのもあきらめてます(笑)
許可のもらい方を間違うと思わぬクレームに
もっと困ったこともあります。
許可は確かにもらったのに、クレームをつけられることもあるんです!
これは実際にあったケース。確かに許可はもらったのですが、担当者が「いいっすよ~。問題ないっす」と軽く言っただけ。後になって、「勝手にリンク貼るとは許せない!」と広報部担当者が言いだし、大事になったことがあります。
確かにね、書面でOKをもらったわけではない私も悪いのですが、わざわざ書面まで作らんでしょ。っていうか、ライターの仕事って、それなりに大型の案件でも契約書交わさずにスタートすること多いので、契約書うんぬんの感覚があまりないのも事実。
ちなみに、この案件では、もう仕事をもらえなくなりました。やれやれですよ。
手間をかける価値はある!過去実績の充実
とはいえ、これからライターとして頑張っていこうという人は、過去実績を明らかにするのはとっても重要なこと。
マナーとしては、必ず先方に許可をもらっておいてください。
ここで忘れてはいけないのは、そこには著作権があるということ。例え自分が書いた文章やイラストであっても、著作権は先方にあることもあるので、それを自由に掲載することはできません。コピーやイラストをそのまま載せるのはご法度。
WEBなら、過去実績に掲載するというだけでなく、そのWEBページにリンクを張る許可をもらうことも忘れないでくださいね。
ちょっと面倒なのは現実ですが、その面倒さが仕事の増加とギャラのアップに直結します。がんばってください!!
気づけば1000人インタビューやってた。よくがんばったなぁ、私・・・
先週から、取材が続いている原田です。
「こんなに連続してインタビューやって、いったいいつ記事を書くんだ!」という根本的な問題からは積極的に目をそらしてます(笑
とはいえ、気持ちは焦っているらしく、インタビューのことが頭から離れない。ということで、おもむろに今までのインタビュー人数を計算する時間の浪費にチャレンジ!
そうしたらビックリ!1000人超えてることに気づいちゃった。
きっかけは、適当なことを言った尻拭い( ゚Д゚)
数えたくなった理由は、今日の取材。
ディレクターが不在で不安がるクライアント担当者に説明するのに、
「今まで1000人にインタビューしてるんで大丈夫ですよ~」
と言ってみた。確信はなかったけど、なんとなく「それくらいやってるかも?」って気はしてたんだよね。とは言え、確信がないのに言ってしまった罪悪感のようなものもあり、記憶を掘り起こすことにしました。
10年前にすでに500人強だった!
私は昔のスケジュール帳的なものをストックしていないので、いつ、誰に取材をしたのかはわかりません。スケジュール帳つけてない時期もあったし(笑
で、まず、スタートの数字として「昔、実際に数えた数字」を思い出してみた。なんとなくカウントした記憶があったし。
私は過去に、ビジネス月刊誌の編集長をしていまして、毎月5件くらいの取材に行っていました。インタビュイーは取材先1件あたり1~2人。これを2年ちょっとやってます(編集長は2年やってないけどね・笑)。
さらにその前、駆け出しライターの頃は、1件2500円くらいでひたすら飲食店を回って店長や料理長に話を聞いて回っていた時代があります。あれ、マジきつかった・・・。
移動もあるので、1日4件行くとフラフラ。帰宅して原稿書いてる間に寝落ち…が定番でした。その頃は、ボイスレコーダーなんて便利なものはなくテープに録音してたんだけど、前日の取材音声の上に重ねて録音してしまい、何度冷や汗をかいたことか。
で、編集長をやめてフリーに戻るとき、実績を明確にするためにカウントしてます。
その数、500人強。
そこで、「インタビュー実績500人のライター」として売り込んで仕事とってたんだった。なんで忘れてたんだろう(怖
ちなみにこれ、10年前の話です。
もしかして1000人じゃ収まらない??
その後、フリーランスになって企業の会報誌やら雑誌やらの仕事をするのですが、ある編プロが「インタビューができるライター」として積極に使ってくれ、グループインタビューを中心にやってた時代があります。
これがなかなかコツがつかめずに苦戦。大抵は4~6人くらいなんだけど、中にはよくわかってないクライアントが20人とか連れてきちゃって、どうにもならないものもあったなぁ…。でもその後、インタビュー技術がどんなに高くても、人数多いとごく一部の人しか発言せず、生きた声は聞き出せないという結論にたどり着きました。生の声をしっかり集めたいなら、参加者一桁でやらないとダメです。
それはさておき、毎月3本以上のグループインタビューを1年半やっているので、少なめに見積もって毎回インタビュイーが5人と考えても、
5人×3本×18か月=270人
他にも毎月3人にインタビューする会報誌や、人数不確定ながら、やたらとインタビューをさせられまくった飲食店系の雑誌など、ざっと数えただけでも10年で300人は軽く超えてます。これをあわせると楽に1000人超えてた。
もしかすると、グループインタビューをちゃんとカウントすると1500人も超えてるのかもしれないけど、そこは少なめでいいや(笑
ちなみに今は、動画のインタビュアー(声のみ出演か声もなし)もこなしてます。
これをウリにしていきます
自分のウリを作らねばとか言いながら、こんなにわかりやすい数字があったことに気づいてなかった。今となっては売り込みをしていないので、ウリをひねり出す必要性にも駆られてなかったにせよ、間抜けすぎるなぁ。
まぁこれからは、しっかり伝えていくことにします。このブログの説明にもつかお~っと(笑
子供が不祥事!?そのとき発揮される『親力』がその後の人生を左右する
二世俳優が強姦容疑で逮捕されました。
容疑を認めているようで、オリンピック明けの話題のないマスコミを賑わすことは間違いないでしょう。
子が不祥事を犯したとき、親が謝罪したり賠償を肩代わりするわけですが、この時に親がどんな対応をするかで、反社会的な行動を起こしてしまった子供はもちろん、親の人生までも左右することになります。
つまり、『親力』が試される時なのです。
とんでも親子であることを証明してしまった三田佳子
これまでも、芸能界には二世タレントの不祥事は数多くありました。
例えば、女優の三田佳子と元NHKプロデューサーの間に生まれた高橋祐也。初めて覚せい剤で逮捕されたのは、未成年だった18歳の時でした。母である三田佳子は記者会見を開き「母が女優ということで未成年である息子の事件が報道されて可哀想」と発言。
他にも小遣いが月に50万円というぶっ飛びぶりを披露し、バッシングの嵐となります。
当時7社あったCMを降板し、10か月、女優業を自粛します。
ところがその後、高橋祐也は再び覚せい剤に手を染め逮捕。三田佳子は今度は1年の活動自粛となりました。
その後、高橋祐也には何度かの活動の場が与えられたようですが、今は芸能界から身を引いているようです。
一大イベントに水を差された父が真摯にふるまった中村勘九郎
前の中村勘九郎の息子 七之助は、泥酔してタクシーに乗りり代金を払わず、運転手が警察に駆け込み、事情を聴こうとした警察官に暴行を加え現行犯逮捕されました。このとき、中村勘九郎が「中村勘三郎」襲名を控えており、その祝賀パーティの帰りだったことで世間でも大きく取り上げられました。
この事件では、逮捕が発覚したその日のうちに中村勘九郎が記者会見を開き、わかりうる限りの説明をした上で、「甘やかして育てたつもりはなかったが、あんなバカとは思わなかった」と涙しています。
大名跡の襲名に水を差されたことで、一番怒っているはずの勘九郎が真摯な対応をしたことで、世間は寛大な心になれたのです。
その後、七之助は3か月の謹慎処分を受けていますが、今では歌舞伎界を代表する若手のひとりとなっています。
自分らしさを通して世間との間に溝を作ったみのもんた
覚せい剤と公務執行妨害では犯罪のレベルが違うでしょ!と言われそうなので、もうひとつ、最近の例も。
みのもんたの息子、御法川雄斗はTBSの新人プロデューサーであった当時、窃盗容疑で逮捕されました。結局は相手との示談が成立し、起訴猶予になったかと思いますが、この時のみのもんたの発言が世間を騒がせました。
例えばラジオでは「30過ぎた人間に対して、身内だからということで責任とをとるのか。(外国の知り合いは)日本はおかしいと言ってる」とか、
「なんでこんなに騒がれるのかな?みのもんたの息子じゃなかったら、バカ野郎で済んでいたという人もいます」と本音を言ってしまったり。
息子が逮捕されてもなお、自分らしさをそのまま押し通したことが大やけどにつながりました。この結果、息子は業界から身を引いただけでなく、みのもんたは報道系の番組を降板することになりました。(セクハラ問題もありましたが、それが大きく取り上げられたのもこの事件絡みのトンデモ発言と関係がなかったとは言えません)
子に渡世術を見せる絶好の機会にもなる
もちろん事件の内容はそれぞれ違うため簡単に比較できるものではありませんが、事件が発覚して世間が注目する中、最初にそれを報告するのは逮捕されている子ではなく親であり、その対応が子への印象やその後の親子の活動への影響を与えることに違いはありません。
「あの親なら、更生もできそう」と思わせるのか、「あの人の子なら、犯罪犯して当然でしょ」と非難をさらに大きくしてしまうのかは、親の立ち回り方によるのです。
事件当時、三田佳子は関係各社に頭を下げて回り、違約金を払いながら活動を自粛しています。おそらく記者会見では、子供を守りたい思いと「なんでも正直に伝えよう」という考えが裏目に出てしまい、とんでもない状況を作り出してしまったのだと思います。
みのもんたは、自分が世間に受け入れられているというおごりから、思っていることを素直に言い過ぎたのでしょう。「30過ぎてるんだから」という発想は誰もが持つもの。だからと言って、それを口に出していいわけではないのです。
まずは親が世間に受け入れてもらうことが重要なのです。
「親力」の中には、子供を育てるだけではなく、子供が世間をうまく歩いていくために渡世術を教えなければなりません。そのために、家の中での教育はもちろん、世間とのかかわりをしっかりと見せていくことも重要。本音の建て前を重要視する日本では、「正直に胸の内をさらすこと」よりも、「本心ではないことをまるで本心のようにいうからこそ伝わること」があるのです。好む、好まざるにかかわらず・・・。
SMAP解散に感じたミッドライフクライシス。彼らもきっと思秋期なんだ!
オリンピック三昧の8月。錦織君の準決勝観戦中に流れた「SMAP解散」のニュース速報に、思考が停止してしまった原田です。
多くの人が「やっぱり・・・」と感じる今回の騒動。ファンの一人として、悲しみにどっぷり浸かりつつ、そこに感じた中年の悲哀・・・ミッドライフクライシスを考えて、気分を紛らわせてみようと思います。
ゴタゴタはきっかけにすぎないのではないか?
解散騒動には、さまざまな現実的要因がありました。育ての親と言われるマネージャーとジャニーズのごたごたが最大なのは紛れもない事実で、そこには男性アイドルグループを長年に渡って量産してきたジャニーズ事務所創業者 ジャニー喜多川氏の高齢化による求心力の低下やそれに伴う世代交代が大きくかかわっていることでしょう。
でも、その裏には彼らが40歳突入という微妙な年齢になったことも関係していると思うのです(最年長のキムタクは44歳。最年少の慎吾くんは38歳です)。
ちなみに、「中年」という呼び方に明確な定義はありません。厚労省では、「壮年期が31~44歳、中年期が45~64歳」となっていますが、これは健康面から分類したものです。
また、私が子供のころは「40代になったら中年」が一般的感覚でしたが、昔の40代と今の40代には大きな違いがあります。その背景には、平均寿命が大きく伸び(昭和45年の男性の平均寿命は69.3歳)、定年退職年齢も引き上げら(1980年代は55歳定年が主流で、1986年に60歳定年が努力義務になった)ためにライフプランが大きく変わったことがあるでしょう。
実際に40代の人に「中年」と言ったら、かなりイヤな印象を持たれるのは確実。私だったらマジで怒ります。そこには過去の「中年」が、人生のピークを過ぎて下降を始めたことを認めた人たちであり、「それとは違う!」という意識が働いているからです。
身体の衰えが精神的な葛藤を生み、新たな道を模索する
とはいえ、40代になると体力的な衰えを実感することは間違いなく、「これまでとは違う自分」に出会ってしまいます。
それに伴い、心も微妙に変化してきます。それが「ミッドライフ(中年)クライシス」と呼ばれるもの。このブログのタイトルでもある「思秋期」もほぼ同じことを指します。
40代前半といえば、人生の折り返しです。「このままでいいのだろうか?」と漠然とした葛藤が去来します。若い人が聞くと、「そんな暗いこと考えたくない」と思うかもしれませんが、これは精神的な変革であって、後悔やあきらめといったマイナスなことではなく、新しいことを始めるチャンスにもなります。
「もう一旗、挙げられるのではないか。それには今が最後のチャンスだ!」
実際、私の周りでは転職した人、ショップを始めた人、セミリタイヤして好きなことだけして生きていくことを決意した人、出世に目覚めた人などがいます。そして私も、起業を考えているわけです。
自分の可能性を信じることを選択したSMAP
これを考えると、SMAPのメンバーもごたごたをきっかけにして、自分の将来や芸能界でのスタンス、人生のあり方を真剣に考えるきっかけになったのではないでしょうか。いや、そうに違いありません!
「考え方が合わないから、あいつとはやっていけないよ!」といった短絡的な考えではなく、「SMAPという安泰な枠組みを外すことで、新たな自分の可能性を広げられるのではないか」と考えたはず。
40歳になってもなおトップアイドルであり続けるという決して簡単ではない道を切り開いてきた彼らは、歌番組が少ない時代にバラエティに進出し、存在感のある役者として活動し、アナウンサー顔負けの司会までこなしてしまう新しい存在の場を開拓し続けてきた功績を見ても、ゴシップ記事には書かれない努力があったでしょう。
何度か襲ったアイドルとしての致命的な事件もクリアし、それを笑って話題にするような彼らが残したアイドル像は斬新で魅力的でした。たくさんの喜びや感動を与えてくれた彼らに「ありがとう」と「お疲れさま」を伝え、これからの活動を応援していきたいと思います。
そしてもっと年齢を重ねたとき、また笑顔でSMAPの雄姿を見せてくれることを信じています。
そもそも自分を分かっていないのに、「自分らしさ」や「自己啓発」を求められる人々
「自分のことは自分が一番わかっている」
なんて言う人がいますが、本当にわかってる人って、どれくらいいるのでしょうか?
みんなが本当に分かっているなら、「自分探し」が話題になることなんてないと思うんですが、実際にはみんな探してまくっていますよね。
というか、本当の自分とはぐれて迷子になっている人や、自分と出会わないまま一生を終える人も多いです。
認めてあげる自分がないんだよ!って言いたい
今も昔も、自己啓発はブーム。ひと昔前は、「ひたすら高みを目指して120%のチカラを発揮するためにどうするか!」みたいなものが多かったように思うのですが、最近は「ありのままの自分」で生きるために、必死にがんばらないように“がんばってる”人が増えています(ややこしい・笑)
メンターなんて呼ばれる人に悩みを相談すれば、「そんなに自分を責めずに、まずは自分を認めてあげれば楽になりますよ~」なんて言われるようですが、「自分を認めるって、どうゆう意味?」と余計に迷子になっている人も多いように感じます。
もちろん、これらの言葉が心に刺さり、元気増し増しになる人もいるでしょうし、「何だか、心が楽になりました~♡」と涙する人がいるのも分かります。だから全面的に否定するつもりはないんです。
でも、疑問も感じるんですよね。これが万人にいけるわけじゃないのに、これに心酔してる人は、やたらと押し付けることに・・・
特にメンタルの弱い人の中には、自分を分かっていない人が多くいます。
それなのに「そのままでいい」なんて言われても、「何が?」と思うんではないでしょうか?
人には、答えをゆっくり探せない事情もある
ある就活女性の話です。
彼女は40代で再就職先を探していますが、なかなか思うような条件の勤め先がみつかりません。(そこには、「求める条件が、あなたのポテンシャルにあったものではない」という根本的な問題をはらんでいるのですが、まぁそれはさておき・・・)
彼女はあまりの連敗記録更新に、ちょっとうつ気味になり、カウンセラーのところに相談に行きました。彼女は元々、自己肯定感がめちゃくちゃ低い人い人で、ずっと自分探しをしています。「きっと本当の自分がどこかにいる」と思っているのですが、なかなかめぐり会えません。
彼女はカウンセリングで、「まずは自分を認め、無理のない答えをゆっくり出せばいい」と言われました。でも実際には、就職活動でゆっくり答えを探していると、いつまでたっても収入がないことになってしまいます。
カウンセラーに文句を立場にありませんが、ゆっくりって言うなら、その「ゆっくり」と一緒に襲ってくる黒い部分もサポートしてあげてよ!と思います。
自分なんてわかんなくて当然と開き直ってみる
人は誰でも二面性、三面性、いやいやもっとたくさん面性があって、同じ問いの答えでも、その時の気分や環境によってでてくることが違います。だから、たまたま出た答えでしかないんです。でも、そのたまたまの答えを認めてしまったら、後から矛盾が出てくることもあります。
強い人なら「でも、男に二言はないぜ!」って考えるでしょうし、賢い人はサラッと軌道修正するでしょう。でもメンタルが弱い人は、「あ~私が出した答え間違ってるんだ。だから私はダメなんだ」って逆効果。
そんな人が私の周りに何人かいるんですよね。
じゃぁ、何がいいの?って聞かれると、「正解なんかないよ!」としか言えないですけど、「自分を認めて」的なことを全員に強要していい気分になってるのはちょいと疑問。それがNICE!な人もいるけど、そうじゃない人もいるんだもん。
自分を認めよう!は今のブームに過ぎないんだよ!!
最後に私は後悔しない人生を信条にしています。そして本当に後悔しない。
そのコツはただ一つ。ただ後ろを振り向かないこと。
「なんか、この道、違う??」って思っても、「ど~せ戻れないから振り返らない」と本気で思ってます。だからイマイチ成長がないのですが、楽に生きていけてるのは事実。そんな人もいるのです(笑
全員のアドバイスを全力で無視してきてよかった~と思ってる!!
私はフリーランスです。
いろんなところで何度も書いていますが、他業界から、なんの伝手もない状態でいきなりフリーライターになったので、なんでもかんでも書いてきました。
ある時から、たくさんの人に同じアドバイスを受けてきたのですが、私は全力で無視してしまった(決して悪気はなかったんですよ!)のですが、今になってそれがプラスになっていることを実感しています。
多すぎるジャンルをあえて書き出してみる
私がお請けしているジャンルを書き出してみましょう。まずは継続案件から・・・
・美容関連(医療分野からアプローチするベンチャー企業)
・IT関連(一部上場企業)
・不動産投資関連(お手伝いをはじめて7年!)
最近プロジェクトが終わってしまいましたが、日本一の通販事業をしている会社の女性向け健康サイトに連載もやっていました。
次いで、単発案件です。(直近1年くらいのもの)
・外食関連のお仕事(コンサルとかマニュアル作成とか)
・自然保育(自治体もの)
・アイビューティサロン
・デリケートゾーン用コスメ
・オステオパシー(マッサージみたいな施術)
・IT系(マーケティングオートメーション、システム会社のサポート)
・クラウドソーシング
・糖尿病の書籍
これを見てお分かりいただけるように、専門分野はなく、まったくもって節操がありません!
こうなってしまった原因は、「何にでも興味がある」という単純なことと、いつ仕事がなくなるかわからない危機感から、「条件が合えば何でも請ける」という思考が定着しているからです。
ライターを辞めようと思った日
ここまでくるには、仕事がない時期もあり、「ライターを辞めるしかない」と思ったこともありました。実際にライターの仕事を思いっきりセーブしてアルバイトをしたこともあります(これもいつか書こう・笑)。
昔から熱心な売り込みはしない代わりに、「今、手が空いてますよ」という報告がてら、「お仕事くださいよ~」をあいさつにしていたこともあります。
すると、いろいろな方が私に同じアドバイスを言ってくれたのです。
「専門分野をもちなよ」
うんうん。分かる!
私も賛成!!
その証拠に、私もライター志望の人には同じことを言ってます。自分のことは差し置き・・・
美容ライターを名乗っていた過去
こんな私ですが、一時期は専門分野を作ろうと、当時依頼案件が多かった「美容ライター」を名乗っていたことがあります。
すると、美容関連の仕事は若干増えました。でも、それ以外の仕事がしにくいジレンマ。何より、いろいろなことに薄く広く興味を持つ私が他のものを書きたい衝動に負け、美容ライターは肩書のひとつに追いやってしまいました。
すると、またみんなが言うのです。
「オレは仕事頼めるけど、ほかの人には紹介しにくいんだよなぁ」
そうなんです!
フリーランスは人の輪で仕事が来るのですが、専門分野があれば簡単に「エキスパート」だと伝わります。内容の濃いものを書かせるには、深い知識を持っていることは絶対条件で、そのために専門家になる必要があるわけです。
でも・・・、それって無理っす、私には・・・
ということで、専門分野がないことを極めることにしたのです。
時代は変わって、ノンジャンルが有利になった!
ところが、最近になって環境が変わってきました。
もちろん専門家のニーズは高い状況に変わりはありません。
ただ、深い知識より、ひろ~~~~くてちょっとだけ深い知識を求められることが多くなったのです。
例えばこんな感じ。
「うちはエステサロンなんだけど、ディスカウント商戦で疲弊してるんだ。何とかしないとやばいんだよ」
というふ~~~~んわりした依頼でも、オウンドメディアで質の高い情報を発信しようとか、具体的にどうすればいいとか、広告には何があるというのはもちろん、オリジナルコスメがあるならこんな販売方法もありますよ、SNSをもっと活用しましょうよ、在庫管理はこんな方法でやると簡単ですよ、セミナーもできるじゃん、こんな人もターゲットにできるかも、こんな業界とコラボできそう・・・など、ほかの分野も知ってるからこそ出てくるアドバイスがたくさんあります。
しかも!
そのすべてが私の稼ぎにつなげられる妙技(ピンハネじゃなく、仕事につなげる意)も身についているので、見事にギャラが上がっていきます(仕事量も増えるんだけど)。
最近では、「まとめサイト書ける?」という依頼を年間契約のコンサルにつなげています(笑
もし私が素直な心を持っていて、アドバイスを素直に受け入れていたら、今のような発想は持っていなかったでしょう。美容ライターとして生きていたら、年齢的なこともあり、挫折していたかもしれません・笑
だから今思うこと。
素直じゃなくてよかった!
だから、専門分野を持てなくて困っているいとがいるならアドバイス。
専門分野を持たないことを極めてみれば??