思秋期ライターの備忘録

気付けばフリーランス歴18年。インタビュー人数1000人オーバー。48歳の不健康女、原田園子が好きなことだけを勝手に書くBlog

生産性の話をすると、「俺はがんばってる!」ってムキになる人にこそ読んでほしい、日本の生産性が低い理由。

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こんにちは!

今日は、ジムをさぼってしまいました。ちなみに今日が2回目。脱落、早っ!!

 

最近、IT関連の仕事がドドドッと増えてまして、いろいろな展示会に取材に行っております。そこで感じるのは、生産性を上げないと太刀打ちできないなってことなんですが、この話をすると、「俺はがんばってるで!」「日本人はそんなに無能じゃない!」と、やたらとムキになってくる人がいて、ハッキリ言ってめんどくさい。

ということで、今後、そんなことを言って来る人がいたら、「この記事を読んで!」というための記事を書いておこうと思います。

 

優秀で責任感が強いから、何とかなってしまう日本国

「日本人の生産性は低い」と言われることがよくありますが、これって、決して「日本人は世界の人より劣ってる!」という意味ではございません。

いや、むしろ、やたらとがんばれて、責任感が強く、周りに迷惑をかけたくない日本人は、めっちゃすばらしい民族なのは間違いないんです。

ただですね、やたらとがんばれちゃうがゆえに、いろいろな新しいものを導入しなくてもやっていけてしまう現実があるのです。

 

例えば、交通費の清算。

一昔前は、「旅費交通請求書」みたいな伝票に、どこからどこまで、何線使って、さらにバスにのって、どこそこまで行って、金額がいくらで…って手書きしてました。それを電卓で計算して合計を出して、上司のハンコをもらいに行って(時には、事務職のお局様のご機嫌を取りつつ)、再び電卓で計算。

次に、経理部にもっていくと、今度は経理の人がまた電卓叩いて計算して、経理部のお偉い方のハンコをもらったら、その用紙が現金係の手元に渡り、キッチリとした金額を封筒に入れて、各部署に配られる感じでした。

今はいくつかのステップは省略されてると思いますが、まだまだいろんなステップが残ってますよね。

 

この方法、最新の技術を使うと、この日は「〇〇社と打合せ」とスケジュールに入れると交通費は自動計算され、清算日になると、自動で口座に振り込まれるようになっています。書類、なし!

 

社外取引も、ボタンひとつでOK

社外編もあります。

スーパーが販売用ビールを仕入るとします。昔なら、スーパーで発注書に数字を書いてFAX送信。これを卸業者が確認して伝票を書き、ビール会社にFAX。ビール会社はそれを確認して自社用と配送業者用の伝票を起こす(さすがにここは機械化?)。

月末になると、スーパーも卸業者もビール会社も配送業者も、それぞれが伝票をひっくり返して計算して、ミスがないかを確認して、それぞれに請求を立てます。

これが今、最新の方法を使うと、スーパーがパソコンで発注ボタンを押した時点で、配送業者まで、一気にデータが飛びます。月末は、ボタンをピッと押すだけで、自動で請求書が飛んでいきます。

 

もちろん、間に確認作業はありますが、紙に書いてるわけじゃないのでミスも起こりにくい。日々のチェックができていれば、月末の請求書はミスがないのが前提となります。

 

成功には、機械化以外の道がない海外

さて、ここからですが…

日本人は、とってもがんばるし、個々の能力も高いので、こんな機械化がなくてもなんとかやっていけます。月末になったら、必死に電卓をたたくし、計算が合わなければ、泣きながらでも再計算します。

 

ところが、海外の人は、「電卓叩いたら、毎回答えが違うけど、まぁいいか!」「何か、すんごい請求額がでてきたけど、気にしなくていいよね?」という感覚があります(極端な例ですけど)。

もしくは、「え?俺が計算すんの?」みたいな人が多くて、とてもじゃないけど、やらされへんゎ!という状況だったりします。

 

こうなると、ビジネスをやっていくには、機械化をしていくしかなくなるわけです。そして、どんどん新しい技術を入れていく。多少高くても、それを使わないととんでもないことになるから、投資する。

 

そして気づいたら、日本人より高い生産性になっている…。

そりゃそうですよ。機械化すれば、計算なんてする必要ないですから。

 

だからね、日本が生産性が低いのは、日本人が優秀だからなわけ。

 

そして、もうひとつ言えるのは、これだけ優秀な日本人が海外と同じように機械化をしたら、さらに生産性が上がるか、もっと少ない労働時間でもなんとかなるってこと。

日本の生産性の向上は、あんたの無駄口が多いとか、タバコ休憩が1分長いとか、そうゆう小さいレベルの話じゃないのよ。

分かった?

ライターを17年やってますが、文章力がありません。でも、仕事はたくさん来ます。

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こんにちは! 原田園子です。

私は17年もライターとして活動してますが、実はライティング力がまったく足りてません。でも、そこじゃないんだよ!という話です。

 

私には、すばらしい文章を書く能力がなかった

冒頭にも書きましたが、私はライターなのですが、ライティングが下手っぴです。そもそも、「2000年でキリがいいから新しいこと始めたい!」と無計画に会社を辞め、「自宅でもできる仕事って何?」という発想で始めたライターなので、スタートから適当なわけです。しかも、学生時代は読書感想文すらちゃんと書けないレベルだったので、基本がなってません。素振りすらせずに打席に立ったようなもんです。

それでも、「すばらしい文章」を書くことに執着したこともありました。が、結果から言えば、全然ダメでした。地頭があまりよろしくないんですよ、私。今でもブラインドタッチもできないし(笑

で、ある日突然、私は目覚めるのです。「もう、文章力いらないよね?」

それはある意味、開き直りともいえる状態。ライターでありながら文章力を捨てるという大胆な決断に、周りの人は大爆笑しましたが、結果、お仕事をたくさんいただけるようになり、単価もUPしています。

 

文章力があるから仕事が来るわけではない

確かに世間を見渡せば、すばらしい文章を書く人がたくさんいます。読んでいてうっとりするような文章もあれば、とてつもないパンチ力に圧倒されるものもあります。

その中には、フリーのライターとして活動している人もいるのですが・・・。売れているとは言えない人も多くいます。

「原田さんと私の文章を比較して、劣っている点がひとつでもあったら言ってください!」

と、編集者にかみついた人もいるそうです。あ~、怖い、怖い!!

 

ライティングは手段に過ぎない。大切なことは他にある

さて、私は文章力を磨かなくなった一方で、必死に磨いたものがあります。それは、経験と理解力です。

私たちライターに依頼される仕事は、確かにライティングです。でも、もっと根本を見れば、ライティングは「何かを伝えたい」という思いをカタチにするのが仕事。ライティングは手段にすぎません。

誰かの伝えたい思いを文章にするには、まず、その人が「何を伝えたいのか、なぜ伝えたいのか」を正しくくみ取る必要があるわけで、そこができなければ、どんなにステキな文章を書くことができても、クライアントを満足させることはできません。

優秀なのに仕事がこないライターさんは、そこが分かってない人が多いのだと思っています。

 

でも、言いなりになるのは違う

じゃぁ、クライアントが望んでいることを、なんでも「ハイハイ」と聞いていればいいのか?というと、それも間違いです。ここがややこしいところ。

私が生きている世界は、あくまでもビジネスです。そこには、費用対効果など、何らかの結果が求められます。

クライアントが「こうしてほしい」「ああしたい」という先には、「こんな結果を出すために、こうしてほしい」という思いが詰まっているはず。そこを理解せずに、言われるがままにクライアントの望む文章を書くのは、2人でマスターベーションをしているようなものです。

なので私は、ライティングの依頼が来たにも関わらず、「そこは文章では伝わらないので、動画にしましょう」とか、「文章なんてどうでもいいので、イラストメインにしましょう」と言うこともあります。

「それじゃ、原田さんの仕事なくなっちゃうじゃないですか」と心配してくれるクライアントさんもいますが、そこで伝わらない文章を納品しても、一回きりで縁が切れてしまうので結果は同じ。それなら、例え仕事にならなくても、満足してもらえる結果を出すことで次回の仕事につながればいいと考えるようにしています。

そして実際、仕事の依頼は増えています。

文章力を捨てたライターもどうかと思いますが、そんなライターに依頼するクライアントもどうなんでしょう。結局、文章力はいらないってことですね(笑

どう考えても、酵素ドリンクと酵素サプリに痩せや健康作り効き目はないとしか思えないんですけど?

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 酵素ドリンクと酵素サプリに関する記事の依頼が来ました。

前からうさん臭さしか感じてなかった酵素系健康食品。実は以前にも調べたことがあるものの、どうしてもエビデンスが見つけられない状態に陥ってました。

とはいえ時間がたっているので、何かある?といろいろ調べたわけですが、やっぱりかわってないじゃん!結局、意味なしってこと?と思ったお話など…

 

まずは、酵素って何?ってところから

私たちの身体の中には酵素がたくさんあり、生命維持やら健康作り、美容に欠かせない存在です。生きていくには欠かせないわけですね。

その酵素は、大きく分けて2種類あって、体の中で作るものと体外から摂取するものがあります(ややこしくなるので、代謝酵素と消化酵素の話はカット)。

さて、体内酵素は今どきの食生活やストレスフルな生活、加齢によって減少していきます。と、ここまでは酵素メーカーも書いていることで、異論をはさむ余地はありません。まさに、その通りです!

 

ひとつの酵素の役割はかなり限定的

さて、ここからは、酵素メーカーが書かない内容です。

ひとつの酵素は、基本的にひとつの役割しか果たせません。それは、「消化」とかいうでっかいくくりではなく、ひとつの酵素はひとつの栄養素を消化する(しかも一歩進めるだけ)の役割しかもたないんです。

例えば、唾液に含まれる「アミラーゼ」は、ご飯やパンに含まれる「でんぷん」を二糖といわれる「マルトース(麦芽糖)」に変えることしかできません(本当はもうちょっと複雑だけど)。

酵素は、こんな限定的な仕事しかできないので、体内に数千~数万種類あるといわれています。しかも、酵素が働くには「補酵素」が必要だったりするので、さらに複雑!

何をするにもいろんな要素を組み合わせながら、壮大なことを体内でやってのけてます。

 

失った酵素の代わりを果たせるの?

さて、酵素サプリは「酵素数200種類」などと、その多さを最大の売りにしているものがあります。中には、商品名に数字を付けちゃってるものもあります(数字があっても、原料数だったりするので混乱もしますが…)

私が見た中では、酵素数563種というのが一番多いかと思います。

500を超えるなんて、確かに他社製品に比べると多いのですが、体内に酵素が数万あることを考えると大騒ぎするほどの数字ではありません。しかも、その作用が、加齢などで失っているといわれる酵素の働きを補うような働きをする確率なんて、か~なり低いはず。

そもそも、食品から摂取できるのは「食物酵素」で、加齢なんかで減ってるのは「体内酵素」なわけですから、違うもんじゃん!!って話です。

もうひとつ言えば、食物酵素は胃に入ったら胃酸の影響で死滅しちゃうんだよね~なんて、根本的なお話もあります。

 

メーカーの言い分はうやむや

この部分、酵素メーカーは「減ってしまった酵素を食品から補う必要がある」と盛んに書いているだけで、「何チャラという酵素が減少し、それを何チャラという酵素が補います」なんて具体的なことは一切書いてない。

いやね、商品を売るのに、こまかい酵素の名前なんて書かなくてもいいんですよ。ややこしい話だし。でもね、何らかのエビデンスやら、どこかの研究所と共同で分析したところ…みたいな論文があってもいいはずだと思うんです。

でも現実には、ひとつもないわけですよ、これが!!

じゃぁ、何を信じろと?って話です。

 

サプリはどうなってるのか?

「健康食品なんて、そんなもんじゃないの?」とサプリ信者の反論をくらいそうなので、他のサプリの話を書いておきます。

例えば「ビタミンC」。

ビタミンCサプリのボトルには限られた情報(記載が認められた情報)しか書いていませんが、病気治療に積極的に使っているところがたくさんあります。

中には、うそでしょ?というくらい、ビタミンCをジャバジャバに点滴で入れまくってガンを克服したと言い張ってるものもあり、具体的な治療法もあります(アメリカの治療法ですが、日本語で本も出ています)。

「だからビタミンCがいい!」と主張するかどうかは別の問題なのですが、少なくともエビデンスや臨床結果が発表されているので、納得できる答えを自分で導き出すことができます。

でも、酵素サプリにはない!

ただ、やみくもに酵素を摂取すれば、痩せられるだの健康になれるだの、肌がきれいになれるだのと暗示にかけられてる状態。そんなの、私の一番嫌いなパターン!!

だから私は酵素サプリは飲まないわけです。

酵素サプリっていいっすよ」と、やたら勧めてくる人。お願いだから、納得できる根拠を示してちょうだい。

 

ちなみに…

食物酵素は、新鮮な野菜や肉に存在していまして、例えばレタスを丸ごと一個買ってきてちぎってすぐに食べれば、良質な酵素を摂取できるといわれています。りんごもみかんも同じ。肉にもしっかり入ってます。

って、これをいうと酵素信者は「でもそれって所詮、酵素1つでしょ」とバカにしてくる。人にたくさんの酵素があるように、ひとつの食品にも複数の酵素があると思うんだけど、この部分も今ひとつ解明されてないのよね(私の知る限り)。

ってことで、酵素の化学的なしくみなんてわかんなくてもいいから、せめて明確な臨床結果だけでも示してちょーだいよ。誰か~!

インタビュアースキルを磨いたら、なんか、めんどくさいことになってきた

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おはようございます。昨日食べそこなったローストビーフが夢に出てきそうな原田です。食べたかった…

ライターの仕事の中には、「インタビュアー」も含まれている(と思ってる)のですが、一昨年あたりから動画のインタビューをすることも増え、必死に技術を磨いてきたら、なんかめっちゃめんどくさいことになってます。

 

動画インタビュアーに必要なのは言葉を発さないこと

ちなみに私、インタビューをした人の数は1000人以上います。でも動画については、20人位。まだまだ初心者なので、必死にスキルを磨いています。

文字に起こすためのインタビューと動画のインタビューの違いは、タイミング。

動画は、相手が話しているうえに言葉をかぶせるのはNG。なので私は、質問なんかの投げかけをした後は、できるだけ声を発しません。

でも、黙ってる人に話すのって難しい。しかも、カメラが回ってるのって、緊張感を増すしね。

日本語の「あいづち」は合いの手みたいなものだから、ポンポン声をかけた方が、相手はノリノリになれるわけです。そして、いい言葉がニュルッと出てくる。

でも、動画撮影では、あいづちもNO。

もちろん、体を動かすわけにもいかないので(影や音が入る)、顔の表情とうなづきだけで、あいずちを打ってるかのような雰囲気をつくるわけです。

 

見つめられすぎて、ご飯が食べられない

さてここからが本題。

この無音あいづちスキルは、物理的距離が空いているときや、大人数の中にいるときでも発動できてしまうという最強の特徴があります。いや、発動する気なんかないし、発動してるつもりもない。

でもきっと、話を聞くときには、自然にもれ出てしまっているらしい。

なぜなら・・・

発言してる人が、やたら・・・というか、ずっと・・・私を見て話をする。

先日も10人位の集まりで、とある社長さんを囲んだとき、やたら私を見て話し続ける。私は肝っ玉母ちゃん感あふれる見た目なので、ちょっと気になってた・・・ということは、100万パーセントありません。でも、私に向かって話をする。

その会終了後、社長が帰った後に、「ずっと原田さん見て話してましたよね。なんかあったんですか?」と全員に言われたほど。

私は興味のない話を聞きたくないし、お付き合いの席では、できれば話を聞いてるふりをしながら、実は目の前の料理を堪能したい。

でも、ガッツリ目が合っている中で、こっちから目を離すのはNGっぽい雰囲気で、私は食事もせずにひとり見つめあって、聞いてるフリをする羽目に。

2時間、地獄だった。

言っとくけど、私は人の話を聞くのはそんなに好きじゃないし、ホントはしゃべる側になりたい。話を聞きつづけるのは結構ストレス。だから、やめて!!

実は、他の集まりでも、最近同じようなことが繰り返されていて、かなりめんどくさいのよねぇ。

なんとかしないと、おいちぃご飯が食べれない。

ローストビーフ、食べそこなったぁ~泣

まわりまわって国産品。私がマウスコンピューターを選んだ理由

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メインに使っていたパソコンがほとんどいうことを聞かなくなりました。反抗期というか、老衰というか…。そこで一新することを思い立ったのですが、コスパ優先で、あっさり決めたサブパソコンと違い、今回は超吟味。迷いに迷ったあげく、マウスコンピューターに決定しました。

 

Dynabook愛用者の私がうけた、東芝がデスクトップを作っていない衝撃

これまでのメインパソコンは、高性能なノートでした。デザイナーならノートでは厳しいでしょうが、ライターの私には十分…とは言えないものの(最近は年齢的に特にキツイ)、購入当時は移動できることが最優先だったので、重量級のノートを購入しました。

5年前(だったかな?)に出たばかりのCoi-7のCPUをのせ、4MB×2のメモリ、1TBのHDDは、私にはもったいないスペックでした。今回は、サブパソコンがあるので移動可能性はなし。そのため、デスクトップの一択。モニター2台を絶対条件としました。そして国産PC希望。

その理由は、「日本のメーカーを支えたい!日本の企業に貢献したい」という単純なもの。そんなこんなで、3台連続、東芝Dynabookを使っていました。その前はシャープ・笑。そこで今回も東芝を最優先に考えたのですが、

なんと!!

東芝って、もうデスクトップは作ってないんですね。(少しはあるらしい)

ショック!!

こうして私のパソコン選びは、最初から暗礁に乗り上げたのです。

 

高い富士通、ダサいEPSONNECは・・・

譲れない条件だと思ったのは、国産!!

元気がない日本メーカーにとにかく元気になってもらいたいわけです。

そして、譲れないスペックといらないスペックを切り分け、条件にあうパソコンを探したところ、パーツをしていして組み立ててもらう方式(BTO)がいいという結論になりました。

そして最初に候補に挙がったのが「富士通」と「EPSON」。

ところが、富士通は何かが違う。ピンとこない。なのに、やたらと高い。メリットを感じられないまま、早々に脱落。

次に候補にした「EPSON」は、サポートがしっかりしていることで有名ですが、ビジネスユースに特化しているせいか、めちゃくちゃダサい! いや、ほんとに、どうしようもなくダサい! めっちゃ安いとかなら妥協もできるのですが、価格は普通。部屋に置くことがイメージできず、脱落しました。

次の候補は、「NEC」。今は、夜中に32%OFFになるセールをやっているので、価格は申し分なし。でもここで、ちょっとしたことに気づいたのです。

 

外資傘下の名ばかり国産メーカーPCにこだわる必要はあるのか?

NECのパソコン購入に決定しかけたとき、ふと思い出したことがありました。

それは、「NECって、どっかの傘下になったよな?」という記憶。そうなんです。日本のパソコンメーカーは、単体では国際競争に勝てないために、海外メーカーと資本提携したり、傘下に入ったりしてるんですよね。NECレノボ。というか、レノボNECホールディングスって名前だし。

つまり、NEC名の商品もレノボ名の商品も、基本は同じもの。販売会社が違うだけ。営業やサポートという面では日本企業の売り上げになるけれど、本体で見ると、私がこだわった国産メーカーの印象と若干のかい離があるわけです。

そこで、ある疑問が私のカスっカスの脳みそにわいてきます。

「日本メーカーのものにしても、結局同じ部品を使って、海外の工場で(しかもDellやHPと同じとことか・笑)組み立てられるんじゃ、こだわってる意味ないかも」

そんなこと、知識としてはわかっていたわけですが、今回はじめて、心にズーンと感じてしまいました。そうなると、パーツを選べるといっても細かく指定できないとか、モニターが本当にほしいサイズではないというマイナス面に妥協してまで国産にすることがバカらしくなり、NEC熱が一気に冷めました。

 

国内組み立てのHPとレノボ。でも対応はイマイチ

でも、やっぱり日本経済に貢献したい重いは変わらず、あれこれ考えたあげく、海外メーカーであっても「国内で組み立てをしている」ことと、「サポートセンターを国内においている」ところにしようと思ったわけです。これであれば、日本経済に間違いなく貢献しています。

そして思い出した「東京パソコン」。HPは一部のPCを東京で作ってるんです。でも残念なことに、私がのぞんだのは海外組み立てなうえに、ひとつのパーツが入荷未定で納品日の検討もつかないという塩対応! 即却下!

そして再び、「レノボって米沢で作ってるよね?」ということで、レノボに戻るも、サイトがあまりに不親切! これって、サポートもよくないことを予感させるんですよね。ということで、早々に脱落。

 

思い出せなかった国内優良会社があった!それがマウスコンピューター・笑

他にはないのかなぁ?と思っているうちに、マウスコンピューターにたどり着いたわけです。

マウスコンピューターは、国産BTOメーカーとして知られています。「飯山TRUST」といって、長野県で開発から組み立てまでを一貫してやってるんですね。海外資本?と思ってると、BTOメーカーとしてできた日本の会社でした。びっくり!!

2000円払えば翌日出荷もしてくれるし、24時間365日サポートを売りにしていて、LINEでも質問できる柔軟っぷり。サポートセンターは埼玉の春日部にあり、引き取り修理は96時間でできるらしい。マウスコンピューターが出してるiiyamaのモニターは沖縄にコールセンターがあるし、なんだかすごくイメージがいいじゃん!

乃木坂にネズミのカッコさせたCMなんかやってないで、もっとこうゆうことをアピールすればいいのに!

申し訳ないけど、最後まで存在を忘れてましたよ。

ということで、マウスコンピューターの名前を思い出してから、1時間でオーダー完了。長いパソコン放浪に終止符を打ちました。

もちろんモニターはiiyama・笑

あさっての到着が楽しみです!!

余った予算はどう使う? すっごい依頼がきちゃったよ~

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3月ですね。日本では、今月が会期末というところが多いでしょうか。

(個人事業な私は年末締めの確定申告ですけどねww)

そんな年度末なある企業から、「こんな依頼、はじめて聞いたゎ!」という発注がきました。大企業、すごいね!というお話です。

 

予算が余ってるので、何でもいいから書いてほしい

その企業は、東京の中心地に自社ビルを何本か持つところ。最近できたノリノリの会社ではなく、歴史もある会社だと記憶しています。

私はここ数年、何度かお仕事をさせていただいてますが、「ギャラは決して安くはないけど高くもなく、その割に細かい修正が多い」という印象です。納期はゆるいことが多く、そのせいで修正も多くなるので、時間&精神的な余裕がないときに受けると、大変な思いをするところのひとつです。

さて、そんなクライアントから、メールがピロンッと届いたのが数日前。

「年度末で予算が余っています。何でもいいので書いてもらえませんか?」

この手の依頼は過去にもありましたが、ギャラはいいものの、クライアントに明確なGOALが見えていないために執筆にてこずることが多い案件です。しかも時間がタイト(月内納品しないと意味がない)ために、かなり疲れます。

結局、「何でもいい」と言いながら、実際に何でもいいというわけではないわけです。まぁ、当然ですけどね。

 

時間内から五十音をひたすら繰り返すだけの原稿でもいいの?と言ってみた

ちなみに今月の私は、先月の入院の影響で後ろ倒しした案件がいくつかあり、スケジュールはかなりタイト。お金はほしいけど、めんどうな案件は増やしたくないので、

「ホントに何でもいいなら書いてもいいけど、それって罠だからイヤだ!」

という趣旨の返事をやんわりとした表現で返したわけです。

すると、ほどなく返信が。

「本当に何でもいいんです。予算を消化したいので、助けてください」

へ? お金が余ってるから助けろと? しかも、必死かよっ!

個人事業でひーこら言ってる私には、まったく意味の分からない世界ですが、人助けをしている時間は、今の私にはない。ってことで、

「五十音を既定の文字数になるまで繰り返すとかならできるけど、何でもったって、そんなわけにはいかないでしょ?笑」

と、返しときました。すると翌日・・・

「それでOKです!よろしくお願いします。できれば2本、よろしくです!」

って、お前はアホか!

もちろんね、本気で五十音を繰り返すだけの原稿を納品したりしませんよ。それは自分が許せない。それにしてもさ、本当に何でもいいなんてあるわけ?

それって、予算を捨ててるようなものですやん!

 

余った予算は種まきに使う

どうにも理解に苦しんだ私は、「なんで?予算消化しないと、来年予算が減らされて困るってこと?」と率直に聞いてみた。

すると、こんな返事が・・・

「今の部長は、『あるものは有効に使う』という方針で、予算もそのうちのひとつ。あまった予算は、来年度以降も仕事をしたい取引先に使えという指示がでました」

つまり、今回余ったお金をばらまくことで、次に無理な依頼をしたときに受けてもらおうという考えなわけだ。つまり、種まき。

納得。深く納得。ある意味、販促費みたいなもんなんだねぇ。

聞けば、その部長さんは(会ったことないけど)、社内でも有名なやり手ならしい。

交際費も多いけど、業績はどんどん伸ばす。あまりに交際費が高く、「賄賂を贈ってるんじゃないか?」と疑惑がでたこともあり、それを正すと、「費用対効果の高い賄賂なら、どんどん送りたい。ただこの業界では、そんなおいしい話はない!」と言い切ったとか。おもしろい人だ!

ということで、私はまんまと賄賂・・・じゃなかった、ギャランティをいただくことに。とはいえ、その原稿作成に今、苦しんでます。ほんとに五十音を納品したい・・・。

アラフィフ男子の思うところ。ゆるい野心が心地いい。

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最近、同級生男子2人と別々に会い、よもやま話に花を咲かせた。

どちらも関西でバリバリがんばってる経営者で、なかなか立派なもんですが、たまたま同じフレーズが出てきたので、アラフィフ男子ってこんな感じのこと考えてるんかなぁ?と思いつつ、いい刺激を受けたという話。

 

共通してた3つの言葉

私は47歳で、彼らも同じく47歳(同級生なので当然・笑)。

どっちも拠点は関西…というか、神戸で会社を経営しおり、東京にもちょこちょこ出てきてる。そろって多忙なようで、当日になって声がかかり、私も時間が空いているというミラクル。

話の内容は、男女の会話であるにも関わらず、色気のある話はほぼゼロ。仕事がどうだ、不景気がうんぬん、でもチャンスはあるんちゃうか?みたいな話ばっかり。まぁ、それが私なんだよね(笑

で、共通して出てきた言葉は、

・オレは他の奴よりは稼いでるけど、今以上にガッポリ儲けたい感はない

・でも、まだまだ新しいことにも挑戦していくよ

・で、お前はこれから、何がやりたいの?

 

若かりし日と、一緒じゃない大人ジャンプ

若い頃は、いろんなことが分かってない一方で、パワーがじゃんじゃんみなぎってるので、新しいこと、無謀なことにどんどん挑戦する。それを「野心」というんだと思う。

その野心のせいで失敗することも多いけど、思わぬ扉がドーンッと開いたりして、高いステージに進んでいける。でもまた失敗したりして、そこから再び立ち上がることで、さらに成長するんだよね。

でも、年齢を重ね経験を重ねると、自分でできることとできないことを知っていき、パワーもなくなるので、無茶はしなくなる。

そこで、多くの人は挑戦をやめ、マイペースに生きていくことを選択するわけだけど、中には、手法を変えて上を目指す人がでてくる。

それは、若い頃のがむしゃらな感じじゃなくて着実。それでいて、しっかりジャンプする。

そして、この大人のジャンプは、方向もタイミングもしっかり見極めているから、結果として、若い頃よりより高く、より遠くに飛べたりする。

そんなあれこれの話を聞きながら、彼らのこれからのゆるい変化が楽しみだなぁと思った。

 

彼らの挨拶が、私の最大の刺激

そして、彼らのようなアラフィフになってなお上を目指す人は、「お前は何したいの?」と聞いてくれる。

常に前進することが当たり前の彼らにとっては、挨拶みたいなものかもしれないけど、実際にいう人って、なかなかいないんだよね。

そして実は、これが私を支える言葉なんだ。

いつも、ふいに聞かれるんだけど、ここで「私はこうしたいんだ」ってしっかりいえるように、いつでも準備しておこうと思ってる。そのためには、日ごろから、しっかり仕事ややりたいことをやっていないとダメなんだよね。

心地いい刺激をくれる同級生に感謝。

まだまだみんなで、高みを目指す!

マイペースにwww