思秋期ライターの備忘録

気付けばフリーランス歴18年。インタビュー人数1000人オーバー。48歳の不健康女、原田園子が好きなことだけを勝手に書くBlog

ライターとスポーツバーのママを両立する気なんてない

私はライターだけど、何ともヘンテコなスポーツバーもやっている。

バーをメインでやっているのは旦那なんだけど私もしっかり参加している。細かい説明は面倒なので省くけど(まぁ、そのうち書くかもしれない)。

「まったく違うことを、よく両立できますね」って言われることが多いんだけど、「両立するためにどうすればいいか?」って考えたことはないんだな、これが。

もちろん、店に出る時間に取材ができないとか、〆切の日に宴会があって仕込みしなきゃだからパソコンに向かえず困ったな、という物理的な時間のやりくりに苦慮することは月に数回あるんだけど、2つのことをこなす精神的な苦労を感じたことはない。

だから、女性の頭はマルチタスクが得意と言われ、それって本当にそうなんだなぁと思う。ライターの私とバーママの私は別の人として存在し、それが混ざってごっちゃになって、「私は誰?」なんてことにはまずならない。

これは、典型的な「2つのことを同時にできない」タイプの夫にはまったく理解できないことなんだけど、バーママとしてビールを注ぎながら、頭では原稿のことを考えているなんて普通のこと。それでもビールの泡は絶妙な割合にできるし、原稿の草案はまとまっていく。おじさんに話しかけられれば、まったく笑えない内容でもバカ笑いする演技をするし、追加のオーダーも6個くらいなら覚えてこれる(昔はもっと覚えられた・泣)。オーダーをキッチンに通し、レジに入力すれば、頭の中は再びライターモードに戻る。

これは私にとって自然なことであり、何のストレスでもない。ライター歴は18年で、バーママ歴は12年。時間配分の変化はあったにしろ、この2つはずっと両立されてきたもので、今となってはどちらが欠けても私ではない気がする。

いや、これ、どっちも楽しいんですよ。

別々の楽しさがあって、だからどっちも辞めたくない。

何が言いたいのかよく分からなくなってきたけど、そんな感じで、私の中には2人の(正しくはもっと複雑でたくさんの役割を持った自分)がいるわけで、その両方をうまい感じに使い分けていることをちょっと言ってみたくなった。