思秋期ライターの備忘録

気付けばフリーランス歴16年。インタビュー人数1000人オーバー。46歳の不健康女、原田園子が好きなことだけを勝手に書くBlog

ライターを17年やってますが、文章力がありません。でも、仕事はたくさん来ます。

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こんにちは! 原田園子です。

私は17年もライターとして活動してますが、実はライティング力がまったく足りてません。でも、そこじゃないんだよ!という話です。

 

私には、すばらしい文章を書く能力がなかった

冒頭にも書きましたが、私はライターなのですが、ライティングが下手っぴです。そもそも、「2000年でキリがいいから新しいこと始めたい!」と無計画に会社を辞め、「自宅でもできる仕事って何?」という発想で始めたライターなので、スタートから適当なわけです。しかも、学生時代は読書感想文すらちゃんと書けないレベルだったので、基本がなってません。素振りすらせずに打席に立ったようなもんです。

それでも、「すばらしい文章」を書くことに執着したこともありました。が、結果から言えば、全然ダメでした。地頭があまりよろしくないんですよ、私。今でもブラインドタッチもできないし(笑

で、ある日突然、私は目覚めるのです。「もう、文章力いらないよね?」

それはある意味、開き直りともいえる状態。ライターでありながら文章力を捨てるという大胆な決断に、周りの人は大爆笑しましたが、結果、お仕事をたくさんいただけるようになり、単価もUPしています。

 

文章力があるから仕事が来るわけではない

確かに世間を見渡せば、すばらしい文章を書く人がたくさんいます。読んでいてうっとりするような文章もあれば、とてつもないパンチ力に圧倒されるものもあります。

その中には、フリーのライターとして活動している人もいるのですが・・・。売れているとは言えない人も多くいます。

「原田さんと私の文章を比較して、劣っている点がひとつでもあったら言ってください!」

と、編集者にかみついた人もいるそうです。あ~、怖い、怖い!!

 

ライティングは手段に過ぎない。大切なことは他にある

さて、私は文章力を磨かなくなった一方で、必死に磨いたものがあります。それは、経験と理解力です。

私たちライターに依頼される仕事は、確かにライティングです。でも、もっと根本を見れば、ライティングは「何かを伝えたい」という思いをカタチにするのが仕事。ライティングは手段にすぎません。

誰かの伝えたい思いを文章にするには、まず、その人が「何を伝えたいのか、なぜ伝えたいのか」を正しくくみ取る必要があるわけで、そこができなければ、どんなにステキな文章を書くことができても、クライアントを満足させることはできません。

優秀なのに仕事がこないライターさんは、そこが分かってない人が多いのだと思っています。

 

でも、言いなりになるのは違う

じゃぁ、クライアントが望んでいることを、なんでも「ハイハイ」と聞いていればいいのか?というと、それも間違いです。ここがややこしいところ。

私が生きている世界は、あくまでもビジネスです。そこには、費用対効果など、何らかの結果が求められます。

クライアントが「こうしてほしい」「ああしたい」という先には、「こんな結果を出すために、こうしてほしい」という思いが詰まっているはず。そこを理解せずに、言われるがままにクライアントの望む文章を書くのは、2人でマスターベーションをしているようなものです。

なので私は、ライティングの依頼が来たにも関わらず、「そこは文章では伝わらないので、動画にしましょう」とか、「文章なんてどうでもいいので、イラストメインにしましょう」と言うこともあります。

「それじゃ、原田さんの仕事なくなっちゃうじゃないですか」と心配してくれるクライアントさんもいますが、そこで伝わらない文章を納品しても、一回きりで縁が切れてしまうので結果は同じ。それなら、例え仕事にならなくても、満足してもらえる結果を出すことで次回の仕事につながればいいと考えるようにしています。

そして実際、仕事の依頼は増えています。

文章力を捨てたライターもどうかと思いますが、そんなライターに依頼するクライアントもどうなんでしょう。結局、文章力はいらないってことですね(笑