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思秋期ライターの備忘録

気付けばフリーランス歴16年。インタビュー人数1000人オーバー。46歳の不健康女、原田園子が好きなことだけを勝手に書くBlog

余った予算はどう使う? すっごい依頼がきちゃったよ~

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3月ですね。日本では、今月が会期末というところが多いでしょうか。

(個人事業な私は年末締めの確定申告ですけどねww)

そんな年度末なある企業から、「こんな依頼、はじめて聞いたゎ!」という発注がきました。大企業、すごいね!というお話です。

 

予算が余ってるので、何でもいいから書いてほしい

その企業は、東京の中心地に自社ビルを何本か持つところ。最近できたノリノリの会社ではなく、歴史もある会社だと記憶しています。

私はここ数年、何度かお仕事をさせていただいてますが、「ギャラは決して安くはないけど高くもなく、その割に細かい修正が多い」という印象です。納期はゆるいことが多く、そのせいで修正も多くなるので、時間&精神的な余裕がないときに受けると、大変な思いをするところのひとつです。

さて、そんなクライアントから、メールがピロンッと届いたのが数日前。

「年度末で予算が余っています。何でもいいので書いてもらえませんか?」

この手の依頼は過去にもありましたが、ギャラはいいものの、クライアントに明確なGOALが見えていないために執筆にてこずることが多い案件です。しかも時間がタイト(月内納品しないと意味がない)ために、かなり疲れます。

結局、「何でもいい」と言いながら、実際に何でもいいというわけではないわけです。まぁ、当然ですけどね。

 

時間内から五十音をひたすら繰り返すだけの原稿でもいいの?と言ってみた

ちなみに今月の私は、先月の入院の影響で後ろ倒しした案件がいくつかあり、スケジュールはかなりタイト。お金はほしいけど、めんどうな案件は増やしたくないので、

「ホントに何でもいいなら書いてもいいけど、それって罠だからイヤだ!」

という趣旨の返事をやんわりとした表現で返したわけです。

すると、ほどなく返信が。

「本当に何でもいいんです。予算を消化したいので、助けてください」

へ? お金が余ってるから助けろと? しかも、必死かよっ!

個人事業でひーこら言ってる私には、まったく意味の分からない世界ですが、人助けをしている時間は、今の私にはない。ってことで、

「五十音を既定の文字数になるまで繰り返すとかならできるけど、何でもったって、そんなわけにはいかないでしょ?笑」

と、返しときました。すると翌日・・・

「それでOKです!よろしくお願いします。できれば2本、よろしくです!」

って、お前はアホか!

もちろんね、本気で五十音を繰り返すだけの原稿を納品したりしませんよ。それは自分が許せない。それにしてもさ、本当に何でもいいなんてあるわけ?

それって、予算を捨ててるようなものですやん!

 

余った予算は種まきに使う

どうにも理解に苦しんだ私は、「なんで?予算消化しないと、来年予算が減らされて困るってこと?」と率直に聞いてみた。

すると、こんな返事が・・・

「今の部長は、『あるものは有効に使う』という方針で、予算もそのうちのひとつ。あまった予算は、来年度以降も仕事をしたい取引先に使えという指示がでました」

つまり、今回余ったお金をばらまくことで、次に無理な依頼をしたときに受けてもらおうという考えなわけだ。つまり、種まき。

納得。深く納得。ある意味、販促費みたいなもんなんだねぇ。

聞けば、その部長さんは(会ったことないけど)、社内でも有名なやり手ならしい。

交際費も多いけど、業績はどんどん伸ばす。あまりに交際費が高く、「賄賂を贈ってるんじゃないか?」と疑惑がでたこともあり、それを正すと、「費用対効果の高い賄賂なら、どんどん送りたい。ただこの業界では、そんなおいしい話はない!」と言い切ったとか。おもしろい人だ!

ということで、私はまんまと賄賂・・・じゃなかった、ギャランティをいただくことに。とはいえ、その原稿作成に今、苦しんでます。ほんとに五十音を納品したい・・・。