思秋期ライターの備忘録

気付けばフリーランス歴16年。インタビュー人数1000人オーバー。46歳の不健康女、原田園子が好きなことだけを勝手に書くBlog

子供が不祥事!?そのとき発揮される『親力』がその後の人生を左右する

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二世俳優が強姦容疑で逮捕されました。

容疑を認めているようで、オリンピック明けの話題のないマスコミを賑わすことは間違いないでしょう。

子が不祥事を犯したとき、親が謝罪したり賠償を肩代わりするわけですが、この時に親がどんな対応をするかで、反社会的な行動を起こしてしまった子供はもちろん、親の人生までも左右することになります。

つまり、『親力』が試される時なのです。

とんでも親子であることを証明してしまった三田佳子

これまでも、芸能界には二世タレントの不祥事は数多くありました。

例えば、女優の三田佳子と元NHKプロデューサーの間に生まれた高橋祐也。初めて覚せい剤で逮捕されたのは、未成年だった18歳の時でした。母である三田佳子は記者会見を開き「母が女優ということで未成年である息子の事件が報道されて可哀想」と発言。

他にも小遣いが月に50万円というぶっ飛びぶりを披露し、バッシングの嵐となります。

当時7社あったCMを降板し、10か月、女優業を自粛します。

ところがその後、高橋祐也は再び覚せい剤に手を染め逮捕。三田佳子は今度は1年の活動自粛となりました。

その後、高橋祐也には何度かの活動の場が与えられたようですが、今は芸能界から身を引いているようです。

一大イベントに水を差された父が真摯にふるまった中村勘九郎

前の中村勘九郎の息子 七之助は、泥酔してタクシーに乗りり代金を払わず、運転手が警察に駆け込み、事情を聴こうとした警察官に暴行を加え現行犯逮捕されました。このとき、中村勘九郎が「中村勘三郎」襲名を控えており、その祝賀パーティの帰りだったことで世間でも大きく取り上げられました。

この事件では、逮捕が発覚したその日のうちに中村勘九郎が記者会見を開き、わかりうる限りの説明をした上で、「甘やかして育てたつもりはなかったが、あんなバカとは思わなかった」と涙しています。

大名跡の襲名に水を差されたことで、一番怒っているはずの勘九郎が真摯な対応をしたことで、世間は寛大な心になれたのです。

その後、七之助は3か月の謹慎処分を受けていますが、今では歌舞伎界を代表する若手のひとりとなっています。

自分らしさを通して世間との間に溝を作ったみのもんた

覚せい剤公務執行妨害では犯罪のレベルが違うでしょ!と言われそうなので、もうひとつ、最近の例も。

みのもんたの息子、御法川雄斗はTBSの新人プロデューサーであった当時、窃盗容疑で逮捕されました。結局は相手との示談が成立し、起訴猶予になったかと思いますが、この時のみのもんたの発言が世間を騒がせました。

例えばラジオでは「30過ぎた人間に対して、身内だからということで責任とをとるのか。(外国の知り合いは)日本はおかしいと言ってる」とか、

「なんでこんなに騒がれるのかな?みのもんたの息子じゃなかったら、バカ野郎で済んでいたという人もいます」と本音を言ってしまったり。

息子が逮捕されてもなお、自分らしさをそのまま押し通したことが大やけどにつながりました。この結果、息子は業界から身を引いただけでなく、みのもんたは報道系の番組を降板することになりました。(セクハラ問題もありましたが、それが大きく取り上げられたのもこの事件絡みのトンデモ発言と関係がなかったとは言えません)

子に渡世術を見せる絶好の機会にもなる

もちろん事件の内容はそれぞれ違うため簡単に比較できるものではありませんが、事件が発覚して世間が注目する中、最初にそれを報告するのは逮捕されている子ではなく親であり、その対応が子への印象やその後の親子の活動への影響を与えることに違いはありません。

「あの親なら、更生もできそう」と思わせるのか、「あの人の子なら、犯罪犯して当然でしょ」と非難をさらに大きくしてしまうのかは、親の立ち回り方によるのです。

事件当時、三田佳子は関係各社に頭を下げて回り、違約金を払いながら活動を自粛しています。おそらく記者会見では、子供を守りたい思いと「なんでも正直に伝えよう」という考えが裏目に出てしまい、とんでもない状況を作り出してしまったのだと思います。

みのもんたは、自分が世間に受け入れられているというおごりから、思っていることを素直に言い過ぎたのでしょう。「30過ぎてるんだから」という発想は誰もが持つもの。だからと言って、それを口に出していいわけではないのです。

まずは親が世間に受け入れてもらうことが重要なのです。

 

「親力」の中には、子供を育てるだけではなく、子供が世間をうまく歩いていくために渡世術を教えなければなりません。そのために、家の中での教育はもちろん、世間とのかかわりをしっかりと見せていくことも重要。本音の建て前を重要視する日本では、「正直に胸の内をさらすこと」よりも、「本心ではないことをまるで本心のようにいうからこそ伝わること」があるのです。好む、好まざるにかかわらず・・・。