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思秋期ライターの備忘録

気付けばフリーランス歴16年。インタビュー人数1000人オーバー。46歳の不健康女、原田園子が好きなことだけを勝手に書くBlog

SMAP解散に感じたミッドライフクライシス。彼らもきっと思秋期なんだ!

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オリンピック三昧の8月。錦織君の準決勝観戦中に流れた「SMAP解散」のニュース速報に、思考が停止してしまった原田です。

多くの人が「やっぱり・・・」と感じる今回の騒動。ファンの一人として、悲しみにどっぷり浸かりつつ、そこに感じた中年の悲哀・・・ミッドライフクライシスを考えて、気分を紛らわせてみようと思います。

ゴタゴタはきっかけにすぎないのではないか?

解散騒動には、さまざまな現実的要因がありました。育ての親と言われるマネージャーとジャニーズのごたごたが最大なのは紛れもない事実で、そこには男性アイドルグループを長年に渡って量産してきたジャニーズ事務所創業者 ジャニー喜多川氏の高齢化による求心力の低下やそれに伴う世代交代が大きくかかわっていることでしょう。

でも、その裏には彼らが40歳突入という微妙な年齢になったことも関係していると思うのです(最年長のキムタクは44歳。最年少の慎吾くんは38歳です)。

ちなみに、「中年」という呼び方に明確な定義はありません。厚労省では、「壮年期が31~44歳、中年期が45~64歳」となっていますが、これは健康面から分類したものです。

また、私が子供のころは「40代になったら中年」が一般的感覚でしたが、昔の40代と今の40代には大きな違いがあります。その背景には、平均寿命が大きく伸び(昭和45年の男性の平均寿命は69.3歳)、定年退職年齢も引き上げら(1980年代は55歳定年が主流で、1986年に60歳定年が努力義務になった)ためにライフプランが大きく変わったことがあるでしょう。

実際に40代の人に「中年」と言ったら、かなりイヤな印象を持たれるのは確実。私だったらマジで怒ります。そこには過去の「中年」が、人生のピークを過ぎて下降を始めたことを認めた人たちであり、「それとは違う!」という意識が働いているからです。

身体の衰えが精神的な葛藤を生み、新たな道を模索する

とはいえ、40代になると体力的な衰えを実感することは間違いなく、「これまでとは違う自分」に出会ってしまいます。

それに伴い、心も微妙に変化してきます。それが「ミッドライフ(中年)クライシス」と呼ばれるもの。このブログのタイトルでもある「思秋期」もほぼ同じことを指します。

40代前半といえば、人生の折り返しです。「このままでいいのだろうか?」と漠然とした葛藤が去来します。若い人が聞くと、「そんな暗いこと考えたくない」と思うかもしれませんが、これは精神的な変革であって、後悔やあきらめといったマイナスなことではなく、新しいことを始めるチャンスにもなります。

「もう一旗、挙げられるのではないか。それには今が最後のチャンスだ!」

実際、私の周りでは転職した人、ショップを始めた人、セミリタイヤして好きなことだけして生きていくことを決意した人、出世に目覚めた人などがいます。そして私も、起業を考えているわけです。

自分の可能性を信じることを選択したSMAP

これを考えると、SMAPのメンバーもごたごたをきっかけにして、自分の将来や芸能界でのスタンス、人生のあり方を真剣に考えるきっかけになったのではないでしょうか。いや、そうに違いありません!

「考え方が合わないから、あいつとはやっていけないよ!」といった短絡的な考えではなく、「SMAPという安泰な枠組みを外すことで、新たな自分の可能性を広げられるのではないか」と考えたはず。

40歳になってもなおトップアイドルであり続けるという決して簡単ではない道を切り開いてきた彼らは、歌番組が少ない時代にバラエティに進出し、存在感のある役者として活動し、アナウンサー顔負けの司会までこなしてしまう新しい存在の場を開拓し続けてきた功績を見ても、ゴシップ記事には書かれない努力があったでしょう。

何度か襲ったアイドルとしての致命的な事件もクリアし、それを笑って話題にするような彼らが残したアイドル像は斬新で魅力的でした。たくさんの喜びや感動を与えてくれた彼らに「ありがとう」と「お疲れさま」を伝え、これからの活動を応援していきたいと思います。

そしてもっと年齢を重ねたとき、また笑顔でSMAPの雄姿を見せてくれることを信じています。