思秋期ライターの備忘録

気付けばフリーランス歴18年。インタビュー人数1000人オーバー。48歳の不健康女、原田園子が好きなことだけを勝手に書くBlog

金銭感覚は人それぞれ。勝手にアドバイスする人の意見は聞かない方がいい

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金銭感覚って人によって違いがありますよね。

高いお金を払って高級レストランで食事をしたいという人もいれば、極端な話、食事はなしでもいいからファッションにお金を使いたいという人もいます。

この感覚は『自分が何かを売る立場』になっても同じことがいえます。

どんな感覚を持った人をターゲットにするのかによって違いが出るものであり、そのために市場調査なりの下調べをするわけですが、勝手にアドバイスをしてくる人はそんな背景を考えず、自分がすべて!!と言わんばかりに余計な助言をし、いろいろな戸惑いを与えてくれます。

「手間がかかることはやめた方がいい」の意味

先日、私が温めているビジネスの話をする機会があり、ほんの入り口だけを話したのですが、見事に否定の言葉の嵐がやってきました。

まぁ、そうなることが分かっていたので、あえて入り口しか話さずに反応を見た私も確信犯な部分はあるのですが、そこはさておき・・・

否定的な発言の中身の第一は以下。

「手間がかかりそうで大変」

確かに手間がかかる仕事なんです。でも私は、「手間をかけることでいいものが仕上がるのであれば、それもあり」と思っているので、そこは問題ありません。確かに月に1件しかこなせない仕事になるかもしれません。時には2か月で1件かも。でもそれでいいと思っています。だって、そうやることが差別化にもなりますから。

でも、それを伝えると彼らは言います。

「それじゃ、割に合わないじゃん」

手間=時間がかかるのであれば、それに対する対価はしっかり発生すべきだと思っています。仕事はボランティアではありません。継続していくためには、それ相応の対価が発生するのは当然。それに納得してもらえるだけのクォリティで仕上げるのが自分の成長にもなります。

彼らのいう「手間がかかるからやめるべし」という意見のベースには、「安い金額しかもらわない」という絶対的前提があるんです。

高い価格で買う人は少ない? だからいいんです!

これに対する私の答えは・・・

「手間はかかるよ。だから高い価格設定にする」

すると次はこう言われます。

「え~、そんなに高いお金を払う人なんて、そういないよ」

「他でもっと安くやってるところあるよ」

もうね、はっきり言って、そんなの知ってるよって感じです。少なくとも、勝手にアドバイスをしているあなたよりは調べてますよと・・・

安くやっているところがあるのは知っています。でもそこが狙っているのは、「一人でも多くのお客さん」です。

一方私が狙っているのは、「価格が高くても、それに見合った質があれば納得するお客さん」なわけです。勝手にアドバイザー達が言うように、「そういない」のは知っています。でも逆に、たくさんいたって受注しきれないので、ほんの一握りしかニーズがなくてもいいのです。そこを狙って勝負していくのですから。

そして少ない受注を丁寧に進めていくビジネスモデルなわけです。

ターゲット外の人の意見は聞くな!

「俺だったら、絶対頼まないゎ」

彼はそんなことを何度も言っていました。ここで自分のプランに自信がない人だったら、「やっぱりそうなのかなぁ」と不安を感じてしまいます。

でも、忘れてはいけない根本的なことがあります。

それは、彼が安いことを優先に物事を選ぶ人であり、そもそも私が始めようと思っているものを必要としていない人です。つまり、ビジネスをスタートしてもターゲットではない人。

そんな人の勝手なアドバイスを聞いても、はっきり言って何の意味もありません。だから私は心で叫んでいました。

「それを知ってるから、あんたをターゲットにしてないんだよ!」

冷たいようですが、この考え方がとっても大切。本当のアドバイスがほしいなら、しかるべき人にちゃんとお金を払ってアドバイスをもらうべきです。無料のアドバイスは、何の責任も発生しません。気軽に聞ける分、どうでもいいものでしかないのです。