思秋期ライターの備忘録

気付けばフリーランス歴16年。インタビュー人数1000人オーバー。46歳の不健康女、原田園子が好きなことだけを勝手に書くBlog

ブランディングとストーカーのはざまで、名前の公開について考える

f:id:radaso:20160703183234j:plain

最近、ブランディングについて話をする機会が増え、自分のことを差し置いていけしゃぁしゃぁと語っている私です。

はい。冷静に考えると、自分を棚に上げ過ぎです・・・

 

そんなことはさておき、私はブランディングに欠かせない要素のひとつに「名前」があると思っています。

本当はあだ名や呼び名でもいいのですが、ビジネスの面においては、まだまだ「苗字+名前」の方が断然信用されます。あだ名にする場合、それをプラスに変えるパーソナリティがあるならいいんですけど、多くの人にはありません。

ここ数か月の間に、この名前に関する議論(と言うほどでもないけれど)があったのでちょっと整理してみます。

 

バリバリ働きたいけど名前は公開したくないライターのタマゴ

クリエイターの中には、本名を明かさない人が多くいます。個人的にデザイン系のクリエイターはセンス勝負な面が多いので、名前が英語で、しかも簡単に読めなくてもいいと思っています。成果物が評価ですから。

でもライターやディレクター、プロデューサーは、クライアントと信頼関係を築きながら仕事をしていかなくてはいけないので、ちゃんと名前を名乗るべきです。なぜなら、企業の名刺にあだ名はないわけで、それがスタンダードだと思っている人を相手に信用を築くには、同じ物差しを持つことは絶対条件だからです。

ところが先日あったライターさんは、名刺に英語で名前が書かれているのみ。しかも読めない・・・

「本名は?」ときくと、「いろいろ危険だと思うので、言うつもりはありません」とキッパリ。

いやさ、今は下請けでも守秘義務の契約を結ぶことが多くあるわけで、契約書はどうすんのよ?と聞いたら、「本名を明かさないといけないなんて、今時おかしいですよね!」と持論を展開していました。

100歩譲って、著者にみょうちくりんな名前を書くのはいいとして、クライアントやら仕事を振る私には本名明かせよ!やりにくいゎ!!と思うわけです。

こうゆう人、一人二人じゃなくて増えてます。そして共通しているのは、名刺に名前とメアドしかないこと。電話番号すらない。

「LINEとかFacebookSkypeの電話機能で十分じゃないですか!」ってスタンスなんだけど、これらを明かすのは信用してもらうためのもの。最近は、実際に使うことはめっきり減っています。

フリーランスで自宅の住所を公開したくないなら、1万円でレンタルオフィス借りれるわけだし、電話は安いガラケーを仕事専用に用意すればいい。

何だかんだと郵送物が送られることはあるし、電話での連絡がベースの人なんて世の中にまだまだいっぱいいることを知っておくべきと思います。

ってか、お前、自分があれこれ要望出せる立場になってから言えよ!!!

「おいしい仕事の話あったら、よろしく!」って言われたけど、絶対に一緒にやりたくありません。

 

ストーカー被害にあった美人さん

ある美人さんをブランディングするお手伝いをしているのですが、その方は名前を明かすことを徹底的に拒否します。

でも、お堅い感じの業種なので、名前は絶対に必要と思う私は、別名をつけることを提案しました。芸名です。

ところが・・・

「それって自分じゃなくなるからイヤ」と拒否。どないやねん!!

 

理由を聞くと、過去に仕事関連でストーカー被害にあい、しつこい付きまといをした挙句、自宅にまで電話がかかってきたとのこと。電話帳で調べたようで、なんとも怖い話。

でも、でもですね!だからといって、名無しでブランディングはできません!

何とか、「芸名」をつける方向で話を進めていますが、どうなることやら・・・。

 

芸名があるのに本名との間で揺れるタレント

これはある売れないタレントさんの例。彼女は芸名を持っていて、それで仕事をしているのですが、FacebookやらInstagramは本名。挙句の果てに、ブログは本名と芸名をミックスした第三の名前になっていて、「で、お前は誰やねん!!」状態。

さらに怖いことに、「◎◇さん、いつもブログ見てます」とファンの方が声をかけると、「いやだ~、私は◎◎ですよ。覚えてくださいね!」って、覚えられるかい!!

 

旧姓でも苦労する

と、偉そうに書いている私も、旧姓のままで活動しています。

誰も何もフリーランスについて教えてくれなかった私は、子供が小さかったこともあって、「旧姓+自宅住所」で活動を始めてしまい、今さら名前を変えられない状況に陥っています。

旦那とやっているスポーツバーでも、問い合わせの時に、「男のほうですか?女のほうですか?」と聞くのは面倒なので、旧姓が都合がいいという背景もあります。

しかも名刺に記載している住所は、自分のお店です。なぜなら、自宅に荷物を郵送されても、絶対に受け取れないから。ほぼ無人の家です。実際に仕事をしているのも店内ですし(笑)

さらに打ち合わせに来たいという人にも、「名刺の住所で待ってます!」と言えば済むので、超便利!

ところが、契約書を結ぶときは「戸籍性+自宅住所」になるので、名刺とは別人。相手が大きな法人の場合、口座が開けないことがあります。ちなみに旧姓で契約書を書くと、「ギャラの振込先名義人と違う」というさらにややこしい事態が起こります。

 

仕事が決まったのに、「口座が開けないから仕事やってもらえない」と担当者に言われたとき、「じゃぁ、離婚ましょうか」って冗談半分で言ってますが、半分は本気です(笑)

悲しいことに、ストーカーの心配はないんですけどね。