思秋期ライターの備忘録

気付けばフリーランス歴18年。インタビュー人数1000人オーバー。48歳の不健康女、原田園子が好きなことだけを勝手に書くBlog

キーボードの使いすぎで指がいたいので音声入力に挑戦。もうちょっとがんばってくれ!Windows音声認識ソフト

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こんにちは。絶賛、糖質制限中の原田です。せめて…ということで、たっぷりのご飯の写真を使ってみました(笑

 

そんなアラフィフライフにどっぷりつかっている私。

30歳も、40歳も、あまり大きな変化を感じないというラッキーな身体を持っていましたが、さすがにアラフィフになると色々な所に現実的な衰えを感じております。

しかもそれは、予想もしないことだったりするのですが、それをITでフォローしようという無謀なことを考えています。今回は、そんなお話。

 

予想できた老化なんて、たいしたことない

年を重ねると白髪になるなんてことは当然なわけで、私は不幸なことに生え際ばかりが白髪化するという悲しい現実におそわれ、白髪染めに行けない時は、見事にプラス10歳!

とてつもないババア感を振りまきながら、仕事をすることになります。

 

でも、それにもすっかり慣れ、今では「早く白髪7割ヘアーになりたい!」と思っているほど。そうなったら間違いなく、毛染めなんてしないで、そのまま生きていくつもりです。

グレーヘアー、なんか、いい感じだし!

 

ついでに言えば、老眼だってどうでもいいんです。

眼鏡をかければなんとかなる。

いや、私の現状としては、メガネを外せば小さいものも十分見えるという段階で、いわゆるプレ老眼な状態。多少のめんどくささはあるものの、それだってなんとかなっています。

 

指が老化するなんて聞いてない!

でもですね、困ってる症状があるのです。それは、タイピングをする指が異常に疲れるという状況。言ってみれば、これも老化による体力の低下の一つなのかもしれませんが、指が疲れるってどういうこと?

 

想像もしていませんでした。

他の部分は、結構元気なんですよね~。

 

しかも、ライター18年もやってるんですが、今でも指は左右2本ずつしか使ってないんですよ。6割は右手の人差し指(な気がする)。

なので、この指がひたすらに疲れる…。

 

そんな状況でありながら、ただ、ただありがたいことに、大きな仕事もコンスタントに頂いており、息子がダブル大学生(一人は私立の理系)という人生最大に金を使う時期にはまっている母ちゃんとしては、あと数年はバリバリ書かなければならないわけです。

なので、仕事は断りません。

あー間違えた。

いい仕事は断りません(笑)

 

さて、そこで非常に困るのが、

なんか指が疲れてミスタイプをする

からの、

気が滅入る

そして、さらにミスタイプが増える

という魔の悪循環。

これを何とかできないものか、というのが、ここ1年の私の最大のテーマでした。

 

苦手な音声入力に頼るしかない状況に突入

そんなとき、あるお仕事つながりの方が「音声入力がいいよ」と教えてくれました。

実は、数年前に、「音声入力の精度が上がった」と言われ、試したことがあったのですが、私の精度が上がらず、断念しております。

 

でも、今回は必死。

逃げられない状況なわけで、数ヶ月前から原稿は、音声入力で下書きをしています。

 

よく考えてみれば、今は AI スピーカーが世に出回り、アラフィフには実にこっ恥ずかしいことですが、「アレクサ!」なんて誰もいないところに向かって呼びかけると、スピーカーが勝手に反応してくれたりするわけで、パソコンでも色々なことが音声でできて当然なわけです。

 

実はこの原稿も Google の音声入力を使って下原稿を書き、ブログCMSにコピペをして修正し、公開するという方法をとっているのですが、 Google音声認識は本当に本当に優秀。もちろん、意味不明な言葉を書き出してしまうことはあるし、ちょっと吹き出してしまうような変換もあるのですが、十分満足できるレベルで発した言葉を文字化してくれます。

 

ところがこの Google は、 Google ドライブでしか使えないと言う弱点を持っています。もちろん Chrome でも使えるのですが、私が一番使っているMicrosoft Wordには入力ができないし、 Facebookに音声文字することもできません。

 

Facebook なら、 iPhone の音声入力を使えば自動的に文字を入れることができるのですが、まあ、ここは悲しいかな。おばちゃんなので、誤入力があったところにカーソルを合わせるのが実にめんどくさい。

あれ若い人はちゃんとできているんでしょうか?

なんだかうまくその場所にに行かないまま、「もういいや」と諦めて、本当はたった2文字消したいだけなのに、10文字ぐらい消したりして、再び入力なんてめんどくさいことをやってしまいます。

 

そこで期待したのが Windows音声認識です。

これの最大の特徴は、何でも文字が入れられるという点。ワードやエクセルにも入れられるし、PCでフェイスブックに入力することもできます。

 

しかも、「入力間違えたなぁ」とか、「それ漢字違うじゃん」と思えば、「削除」とか「修正」なんてこともできてしまう、実に便利なものなんだそうです。

 

ということで、早速使ってみることに。

 

Windows音声認識ったら、おふざけが過ぎるのですが…

感想から言うと、「とにかく、がんばれ!」という感じ。

どんどん学習していくタイプの音声認識だと思われるので、最初は認識精度が悪いのはしょうがないかと思うのですが、「そんなことでは」と入力をしたいのに「そんなモスクワ」なんて言われた日には、「気分はワールドカップかよ!」といちいち笑ってしまいます。

 

挙句の果てに、「原田園子」と言ってみたら、「原田さん」と急によそよそしく表示したり、「身体苑子」なんて出てしまって、頭がいいのか悪いのか、ホントに困惑します。わざとなの?なんて思うレベル。

 

でも一応、私のポリシーとして、どんなに使いにくいものでも、デジタル製品に関しては一か月は使うことにしています。その理由は、 おそらく最初は、全機能のほんのほんのほんの1パーセントか、それ以下しか使っておらず、単に私がちゃんと使えてないだけという可能性が高いから。せめて、数パーセントは使ってから判断しようと思っています。

 

ということで、私はしばらく Windows の音声入力を使ってみることにしました。

 

まずは、コルタナさんの自意識過剰っぷりに戸惑っています

まあ、今感じている最大の問題は、常にマイクをオンにしていると、「コルタナさん」に似た…というか、別に似てないんだけど、時々勝手に、「私呼んだ?」って感じにコルタナが反応してしまい、使ってもいないEdgeが立ち上がったり、画面全部がコルタナさんになってしまうこと。もちろん、今もなりました(笑

どんだけ自意識過剰!!

 

まあこれはね、しょうがないことかな~と思うのですが、ちょっと落ち着こうよ。コルタナさん。

 

そんなこんなで、いろいろ難しくもありますが、そのうちパソコンなんてなくても、「ねえ、なんとか~」みたいにベッドに寝転んだままつぶやけば、「ご主人様、なんでしょうか」的にコンピューターが反応してくれる世界も来るかもしれないわけで、そのとき私は、「もう歳だから、コンピューターなんて使えない」みたいなくだらないことを言いたくないので、今はもがいてみようと思うわけです。

 

何を思ったのか、 AI の記事を私に書けという意味不明なクライアントさんもいたりして、時代に取り残されている場合じゃないという現実的な問題もあります。

とにもかくにも、私は頑張って時代についていくために、そして私の指を守るために、音声認識を使いこなしてみたいと思います。

 

1ヶ月使ったあと、「やっぱ、だめだなぁ」となれば、またこの場で報告をします。

ではでは

中央区立泰明小学校のアルマーニ制服採用がすばらしいと思う5つの理由

銀座にある泰明小学校がアルマーニ監修の制服を導入したことがマスコミを騒がせいる。
私はこの報道に疑問を感じるし、批判的なことを言っている人も、自分の知ってる公立小学校をあてはめて考えるのではなく、まずは背景を知ってから判断してほしいと思う。

もちろん、「普通の公立小学校にアルマーニ」が普通の学校であれば大問題。買えない家庭が出てくるし、それを排除するのは公立校としてやるべきではないと思う。それでも私は、泰明小学校は賢い選択をしたと考えている。その理由を書いていく。

 

理由1 選ばれて通う小学校

泰明小学校の児童数は335人(学校教育情報サイトより)。3年生は48名だが、それ以外は各学年60名弱が通学している。各学年2クラス、合計12クラスあるわけだが、この小学校の学区は「銀座1~8丁目」(町内でも一部は違う小学校)。誰でもわかるだろうが、ここに多くの子供が住んでいるはずはなく、ほぼ越境で成り立っている。

具体的な越境者人数は発表されていない(と思う)が、区内に4つある「特認校」のひとつで、ここは希望すれば学区に関係なく誰でも入れる学校だ(説明会参加とか、自力で通学できるなどの緩い条件はあり)。逆に言えば、そうしなければ生徒が少なすぎて成り立たない学校だといえる。

越境してまで選んでもらうには、それなりの条件が必要となる。仮に、銀座に子供がいないだけで、他の学校はあふれんばかりの小学生がいるのであれば問題はないのかもしれない。でも、中央区自体に小学生が少ない。泰明小学校の近くの小学校の児童数は以下になっている。

 ・城東小学校 127名(6クラス・特認校)

 ・京橋築地小学校 287名(11クラス)

 ・明石小学校 313名(12クラス)

ども学校も各学年2クラスしかない。この中で選ばれるためには、個性が必要となる。

 

理由2 他の小学校が近い

地域によっては、小学校と小学校の間が離れているところも多い。そのため、「越境すると遠い学校に行かされてかわいそう」という人がでてくるが、超都心の小学校事情は全然違う。

私は渋谷区で子育てをしてきたが、息子の通っていた小学校と隣の小学校は徒歩5分もかからなかった。自転車なら2分で行けてしまう。

中央区も似た環境で、さすがに5分とはいかないが、泰明小学校から1キロほど歩けば、いくつかの公立小学校にたどり着ける。ゆえに、「越境は遠い」という理論は成り立たない(そもそも学区内に子供がいないのだが・・・)。

 

理由3 就業援助費の支給対象者がいるのか?

中央区には、就学援助費の支給対象となる「要保護、準要保護児童」は、13.19%にあたる577人(2014年度文部科学省調査)いるそうだ。だが、577人のうち、泰明小学校の学区内にどれだけの子がいるかは発表されていない。

一般的に考えて、銀座に住んでいる子供は圧倒的に少なく、その中に就業援助費の支給対象となっている子が何人もいるとは考えにくい。

ゆえに「通えない子がいる」という理論が成り立つのか疑問だ。越境がデフォルトなのだから、「通えない子は他を選べばいい」というだけの話だ。

 

理由4 私立のような公立があってもいい

 

私は前述の通り渋谷区で子育てをしてきたのだが、多くの子は中学から私立に行こうとする。都内でも地域によって事情は違うが、超都心ではその傾向は強いと言われ(公立校行っても児童が極端に少ないし)、中央区でもお受験は多い。

そんな中で公立校が生き残っていくためには、何らかの個性が必要となる。「公立校だから」とあぐらをかいていれば児童が集まらず、学校教育が難しくなる。

実際、公立校はいろいろな取り組みをやっている。小中一貫もその典型的なひとつの例だろう。中央区の例ではないが、英語強化、理数強化といった授業内容にまで影響を及ぼす取り組みをやっているところもあり、保護者にも指示されている。

もちろん、そこしか選択肢がない環境でこれをやれば問題だが、「いやなら他を選べる」環境では、歓迎されることだ。公立校なのにアルマーニの制服を着て、厳しいしつけや立ち居振る舞いを教育される学校なあるなんてすばらしい。「自由闊達な子供を育てたい」という人は、他の学校を選べばいいだけの話ではないのか。

 

理由5 都合のいい「子供が置き去り」論理に感じる疑問

今回の記事でも、「子供が置き去りになっている」と書かれているが、そもそも多くの生徒は親が学校を選び、越境させて通学させている。仮に子供が「泰明小学校に行きたい」と行ったとしても、それ以前に親の意思が働いていたはずだ。

歴史的な建造物(東京都選定歴史的建造物及び経済産業省近代化産業遺産に指定)の学校に通わせたかったのか、有名人を輩出した学校に行かせたかったのか、銀座という響きにステイタスを感じたのかは知らないが、そもそもその時点で親の何らかの意思が大きく作用していたはずだ。にもかかわらず、自分に不都合なことが出てきた途端に「子供が置き去り」という正義をかざされるとモヤッと感を払拭できない。

 

泰明小学校の親御さんに直接話を聞いたわけではないが、多くの人が抱えている怒りや疑問は、「ギリギリになって発表された経緯」や「説明不足の現状」についてではないかと思う。実際、今回の発表のタイミングはまったくダメダメだ。そこについての責任はとってもらいたい。標準服変更の取り組みが説明力不足によって、本来とはずれた観点で議論されることは、実にもったいない。

そもそも、「標準服が高い」というのは事実であり、それを口にする人はいるだろうが、「だから学校に通えなくなる」という人はいないはずだ。なぜなら、標準服は新入生から適用されるものであり、現行の児童がみんな買い換えるものではないはずだからだ。新入生は、選ばない権利がある。

数件のクレームがあったというが、政治と同じで全員が満足できることなんてない。クレームの声は大きいし、その中にはモンスターペアレンツも含まれているかもしれない。でも、泰明小学校と中央区教育委員会はそれに負けないでほしい。

そもそも泰明小学校は特認校なのだから、満足できる人だけが行けばいいのだ。それを一般の公立校と同じ基準で議論すること事態がナンセンス。そこをゴチャっとまぜこぜにして議論をするのは間違っている。

日本に「私立のようなド勘違いレベルの公立校」があるなんておもしろい。賛同する人は多いはずだ。

ライターとスポーツバーのママを両立する気なんてない

私はライターだけど、何ともヘンテコなスポーツバーもやっている。

バーをメインでやっているのは旦那なんだけど私もしっかり参加している。細かい説明は面倒なので省くけど(まぁ、そのうち書くかもしれない)。

「まったく違うことを、よく両立できますね」って言われることが多いんだけど、「両立するためにどうすればいいか?」って考えたことはないんだな、これが。

もちろん、店に出る時間に取材ができないとか、〆切の日に宴会があって仕込みしなきゃだからパソコンに向かえず困ったな、という物理的な時間のやりくりに苦慮することは月に数回あるんだけど、2つのことをこなす精神的な苦労を感じたことはない。

だから、女性の頭はマルチタスクが得意と言われ、それって本当にそうなんだなぁと思う。ライターの私とバーママの私は別の人として存在し、それが混ざってごっちゃになって、「私は誰?」なんてことにはまずならない。

これは、典型的な「2つのことを同時にできない」タイプの夫にはまったく理解できないことなんだけど、バーママとしてビールを注ぎながら、頭では原稿のことを考えているなんて普通のこと。それでもビールの泡は絶妙な割合にできるし、原稿の草案はまとまっていく。おじさんに話しかけられれば、まったく笑えない内容でもバカ笑いする演技をするし、追加のオーダーも6個くらいなら覚えてこれる(昔はもっと覚えられた・泣)。オーダーをキッチンに通し、レジに入力すれば、頭の中は再びライターモードに戻る。

これは私にとって自然なことであり、何のストレスでもない。ライター歴は18年で、バーママ歴は12年。時間配分の変化はあったにしろ、この2つはずっと両立されてきたもので、今となってはどちらが欠けても私ではない気がする。

いや、これ、どっちも楽しいんですよ。

別々の楽しさがあって、だからどっちも辞めたくない。

何が言いたいのかよく分からなくなってきたけど、そんな感じで、私の中には2人の(正しくはもっと複雑でたくさんの役割を持った自分)がいるわけで、その両方をうまい感じに使い分けていることをちょっと言ってみたくなった。

タスクが増えるとやる気が減退するアラフィフの精神構造

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私という人間は、「とりあえず、がんばる」という状態が好きなようで、ずっとがんばって生きてきました。無意識に。

でも、最近、それがなくなってきてしまったどころか、タスクが多くなるとやる気がなくなるという現象に陥ってきました。これはヤバい?

 

 そもそも、がんばると言うか、がんばりすぎだった!

私がどれくらいがんばる人だったかといえば、例えば、私が大学生のときには、「ベーカリーレストラン」という名の、昭和末期のファミレスなのにライスを置いていないという多少斜め上を行くお店でバイトをしていました。

時給は600円。

短大にはちゃんと通いながら、なぜか毎月のように10万円稼ぎ、試験か何かで6万円しか稼げなかったときに、多大なる敗北感に打ちひしがれる状態になっていました。

最高に稼いだのは12万円。冷静に考えると200時間だよ、オイ!

「女子は22時以降の時給は出ないけど、掃除が終わるまで帰らせないよ。ルールだから」という中、「男子はいいな~」と言いながら、必死こいて仕事をするバカ女子大生でした。

しかも、合コンもやってたし、ディスコでも踊ってた。なんだったんだ???

 

そんな私は社会人となり、飲食チェーン本部に勤めたのですが、当然最初は店舗勤務。月に2日くらいしかオフがなく、残業時間は余裕で100時間オーバーな世界で、私は突然、車の免許を取りに行くという暴挙に出ました。

理由は、「時間は自分で作るものということを証明したかったから」。

勤務先店舗の近くの教習所だったためにバイトとばったり出会ってしまい「副店長、路上教習で死なないでくださいね」とウルウルした目で言われたのを覚えています。

そうそう、あの時私は、一番過酷な労働を強いられる副店長だった(笑

 

こうやって私は、キッツイ時ほどがんばりたくなる、謎の病に犯された人生を歩んできたわけです。多分、母譲りなんだけど…

 

これって、更年期の一種かも

ところがです。

ここ最近は、「タスクが増えるとやる気がなくなる」という初めての状態に陥るようになってきました。すぐやらないとダメと知りながら、急に読書を始めたり、Amazonプライムの魔力にはまり、映画を見出したり。

「そんなの普通だよ」

なんて言われるのですが、私はバカゆえに、ずっと「とりあえず、がんばる」人生だけを歩いてきてしまい、今さら自分をどうすればいいのかがわからない。

 

Todoistのタスク一覧を見ながら、ほぇ~っと時間が過ぎていく。

やれやれ。

 

いろいろ理由を考えたのですが、これは更年期の一種かもという結論に。

思秋期な私の体内では、すんごいスピードでホルモンバランスが変わっている(というか、女性ホルモンを失っている)時期。しかも、私は去年、子宮をとっているので、さらにスピーディに女性らしさを失っている可能性すらあります(医学的には、卵巣を温存しているので、ホルモンに影響はないと言われてますが…)。

 

更年期だとすると、この時期は本当にどうしようもなく、とにかくうまいことやり過ごすしかありません。

でも、この時期が過ぎれば、再び「とりあえず、がんばる」私に戻るわけで、まぁ、それならいいかな・・・と思ったり。

 

とにもかくにも、がんばる自分は好きだけど、がんばらない自分も嫌いではないわけで、なるようになればいいと思っています。

でも、締め切りは守らないとね。

そこは、社会人として…、フリーランスとしてのプライド!

そこだけは守りつつ、ムリなくやり過ごすことにします。

看板をしょって仕事をする大企業サラリーマンから、看板を取ったら何も残らない

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私の周りのサラリーマンに、転職活動をしている人が数人います。背景はいろいろあるようですが、みんなに共通しているのは、現実の難しさ。みな、四苦八苦しているようです。

一方私は、大変ありがたいことに、「広報担当者として会社に来ませんか?」と声をかけてくださることがあります。提示される金額は、サラリーマンとしては勝ち組となるもの。この違いはなんなのかを考えてみたいと思います。

 

それは決して、実力の差ではない

「個人の能力の違いだよ」

そんなありがた~い言葉を放ってくださる方もいるのですが、冷静&客観的に考えて、私にそんな魅力はありません。

自分でいうのもなんですが、口が立つのと無謀なチャレンジを繰り返せる精神的なタフさはありますが、記憶力が恐ろしいほどないために、他の人より劣るところが多くあります。

しかも私は、「バリキャリ」の対極にいるような風貌。47歳のババァな上に激しくデブ。間違いなく割烹着が似合うキャラです。

 

それでも声をかけてもらえるのは、看板の重要性を知りながら、17年もの間、看板なしでやってきた部分が評価されているのではないかと思っています。

 

実力だけでやってきたフリーランスは魅力的

私に声をかけてくださる企業には共通点があります。

それは創業からの年数が浅く、まだ無名の企業であること。でも、飛躍するために全力を注いでいることです。

ある求職者は、「無名の企業に一流企業以上の年収を提示されても危うさしか感じない」と言い放ったのですが、そこは大きな勘違い。「これから成長するために必要な人材」と評価されれば、先行投資と考え、給料を出そうと考える企業も少なくありません。それを「危うい」と一刀両断してしまう発想が大企業病です。

私が過去に勤めていた企業でも、管理職として外部から招集された人材には、プロパーとして同じ役職についている人より高い給料が支払われていました。

 無名企業は、これから飛躍する可能性はあっても、今は無名。つまり社名を言っただけで、「ははー」と皆がひれ伏す確固たる看板はなく、「看板を作るために勤めてくれる人」を求めています。

そこで重要になるのが、「看板がなくても立ち回ってこれた実績」。フリーランスに会社の看板はありません。実力(ここには口のうまさも含まれます・笑)だけで生きてきたことになります。これが無名企業がフリーランスを雇い入れたい理由なのではないでしょうか。

もちろん、それなりの実績やスキルは不可欠ですが。

 

大企業の論理は、企業に混乱をもたらす

ある転職サラリーマンにこの話をしたとき、「俺も広報できると思うよ」と軽く言ってきました。50歳を超えた彼は、社内でいろいろな業務を担当し、おそらく広報もできるでしょう。

でも、企業が求めるのは、確かな「知識」と「達成力」です。広報経験者が求められるのは、必要な知識を有し、多少の達成経験もあると思われるからです。「感覚的にできそう」と「実際にできる」の間には距離があります。未経験者がこれを埋めるには、時間や労力、失敗を繰り返すことが必要になりますが、企業にはそれを抱える余裕はありません。

しかも、これからの企業は看板がありませんので、看板をちらつかせれば何とかなる大企業の感覚を持ち込まれても社内は混乱するだけです。

そこで注目されるのが脱サラフリーランサーの私のような存在。看板なしでも働けて、看板ができた後もしっかりと立ち回ってくれそうな“感じ”の人。しかも、年齢がそこそこ高くなってきたこともいいのかもしれません。

年下の上司が外部からポンッとやってきたのを「実力主義だから」と割り切って受け入れられない人も多いもの。そんな時、年上というのは「しょうがない」という武器を持たせてくれます。

 

自由を捨てる勇気がないダメな私・・・

とはいえ、私にそんなありがたいお声がかかるのは、あと数年でしょう。50歳を過ぎれば、急に閑古鳥。それはわかってます。

でも、私はきっとどこの企業にも「入社」はしないと思います。毎朝同じ会社に行く生活は、私には高すぎるハードル。しかも、あれこれつまみ食いをするように、いろんな分野に関わるのが楽しいのに、それが1企業に縛られるなんて、恐怖すら感じます。

目が飛び出るほどの金額の提示を受けながら、それを断ってしまうアホさも自分らしい。そう割り切って、フリーランス生活をがんまります( ;∀;)

ライター「仕事がない!」。クライアント「ライターがいない!」の本当の意味とは?

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ライターと名乗る人が増えてます。私が「ライター」という名刺を作ったころ、それは専門職だったのですが、今では世の中にゴロゴロ。

でも一方で、クライアントはライター不足に頭を痛めています。その理由は?

 

自称ライターが多くてビビった

ネットを検索すると、「ライター」と名乗る人が多くてビビります。しかも、「稼げない」だの、「単価が安い」だのと文句をいい、「ライターで食っていけない」と勝手に結論付けている人も多い!

ついでに言えば、「こうやれば稼げる」って書いている人の記事を読んでも、中身がペラッペラで内容がないよ~って感じのも多いです。やれやれ。

この背景には、クラウドソーシングの台頭があり、「初心者OK!だから、はした金で仕事しろよ!」ってクライアントが増えたのが原因のひとつでしょう。私のところにも、クラウドソーシング経由でスカウトがじゃんじゃん来ます。

「プロ限定!1000文字500円」

暇があるときはメッセージをお返ししています。

「プロをなめんなよ!0が2つ足りないんだよ!!」って(笑)

 

レベルの高いライターは万年不足している

その一方で、私がお仕事を受けているクライアントさんは、ライターが足りなくて頭を痛めています。

実際、私も一緒にライティングをしてくれるライターを探していますが、なかなか見つかりません。そのため、仕事を断ることが増えてきて、何とかならないものかと思っています。

実はこの状態、昔っから変わっていないんです。

その理由は何でしょう?

答えは簡単。自称ライター多くは、「とりあえず稼げる」レベルで止まってるんです。

世の中には「誰でも書ける記事」を求めるクライアントがいる一方で、専門的な記事が書けるライターを求めるクライアントもいます。特に今は、コンテンツマーケティングの時代なので、質の高い情報をどれだけ発信できるか?に企業の存亡をかけるところも増えています。特に、Welq問題のころから、下手な鉄砲も数うちゃ当たる的な戦法は通用しなくなり、質を重視する動きが顕著になっています。

こうなると、レベルの低いライターの仕事は減ってきます。求められるのは、専門知識を持っているとか、魅力的な文章が書けるライター。

つまり、気軽にライティングして小遣いを稼ごう・・・というレベルから脱することができない人は、仕事をやる機会に恵まれませんし、たまたまチャンスが来ても、クライアントを失望させ、次につながることはありません。

 

執筆に5時間かかる記事のギャラは2~5万

この話をすると、「それなら気軽に書ける記事を量産した方がいい」という人が必ず出てくるのですが、「だったら、ライターで食べていきたいって2度というなよ!」と思います。

この考えのベースには、「苦労して何時間もかけて記事を1本書くのと、その時間でたくさんの記事を書くのを比較すれば同じ稼ぎになる」という理論があるのでしょう。でも実際は、

「ギャラ500円の記事を5時間で10本書けば5000円」ですが、

「執筆に5時間かかる記事のギャラが5000円」ではありません。

私の場合、5時間かけて書く記事は2~5万円もらっています。

これが現実です!

 

ライターの世界では、努力は必ず実を結ぶ

もちろん、専門的な記事を書き、それに見合ったギャラをもらうには、それなりの苦労がともないます。時にはクライアントさんにあきれられたり、罵倒されたりもあるでしょう。

それでも辛抱強く努力すれば、必ず成果を収められるのがライターの世界です。

努力したくないという人はどうでもいいのですが、本気でライターで独り立ちしていきたいと思っている人は、ぜひ一度、血の涙を流してみてください。

500円ライターが知ることのできない世界に、足を踏み入れることができますから!

 

残業禁止に困ってる人。意外に少なくないと思うんだけど、そこんとこどうなの?

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「残業が月25時間までになった。究極の選択をしなきゃ!」

という話を聞いた。突っ込んで聞いてみると、やっぱりそうだよね・・・と思った。

働き方改革に積極的に取り組む会社が増え、残業は悪!!という考えが主流になってるけど、「本当は残業バリバリやりたい!」って人、少なくないと思うんだけど、そこんとこどうなの?

 

アホほど働かされると、感覚がマヒしてくる

私はむか~し、サラリーマンでした。バブルがはじけた直後に某業界大手の外食産業に勤めたので、残業100時間なんて当たり前。休日は社員3人で月1日。「お前、新入社員だし、一応女だから生理休暇やるよ」と言われ、まったく関係ない日に生理休暇とってましたwww

あまりに長時間働くと、だんだん感覚がマヒしてきて、退勤から出勤の間が12時間空くだけで、まるで休前日のような気分になり、「今日は酒を飲むぞ~!」とバイトを誘って飲みに行ってました。若かった・・・

毎日、サビ残もあったけど、都内一人暮らしをしながら遠距離だった彼との電話代が月10万になっても痛くもかゆくも感じないほど稼いでいた(とっとと別れて貯めとくべきだったと今は思う)。

そんな私ですが、「残業は悪!!」という風潮に抵抗はありません。でも、一方で「本当にそれで、みんな満足してるの?」とも思ってました。

そんな中、困ってる人発見!!

 

働き方改革の波がやってきた!

彼女は、中小企業(といっても結構デカい)会社に勤める35歳、総合職女子です。既婚、子なし、ダンナ働く気なしという背景です。

ダンナがダメ男なだけじゃん!と言われそうですが、実はそんな簡単な話ではなく、ウツで働けなくなってしまったという話。社内の人間関係がウツの原因だったので、会社は引き留めたらしいんですが、「所属してるのもイヤ」と泣くので無職になりました。

その夫婦は、マンションをダブルローンで購入し、それなりの金額を払ってます。今は彼女の給料だけで払っていて、生活費も彼女の負担。貯金は家を買う時の頭金にポーンと使ったので、ほぼなしという悲惨な状況です。

 そんな彼女の会社は、ある日告知ボードに張り出された人事部からの発令を見て驚きます。

「残業は全員、月25時間以下にすること(役員除く)」

いわゆる「働き方改革」の取り組みなのですが、半年後をめどに、完全実施ということで会社中がざわつきます。なぜなら、総合職の人の平均残業時間は月80時間(推定)。「どうすんの?」って話です。

ただ、この会社がまともなのは、ただ社員のがんばりに任せるわけではなく、会社にグループウェアや新しい管理システムを入れたり、ノートPCを新たに支給したりすることに積極的。それに伴って配置転換もしながら、各部からの業務効率化策提案を柔軟に受け入れたりするそうで、「ほんとに残業時間短縮は実現しそう」とのことでした。

 

残業できないなら、別れるしかない?!

ところが、彼女は困るわけです!

彼女の残業代は、若いOLの手取り分くらい(具体的な金額不明)あるらしく、「ダンナの稼ぎ+奥さんのパート代くらいもらってるから何とかなってんのに、それが一人分になるんじゃ、ヤバいよ!」とのこと。確かに・・・

ダンナはまだまだ不安定で、パートにも出れないレベル。さぁ、どうする?

ということで、彼女は「家を売るか、別れるかだな」とすでに選択肢を2つに絞っている様子。「家を売ったら、ダンナはさらに落ち込むから、今よりめんどくさいことになりそう」とのこと。

仮にダンナと別れた場合、生活を切り詰めれば、ダブルローンを一人で払ってもやっていけるらしい。だから、もう選択肢は「お別れ」の方に傾いちゃってます。

「ダンナがウツで退職することになった時でも、別れる選択肢なんて考えたこともなかった。けど、私がクビでもなく、転職でもなく、ただ残業減らせってだけで別れることになるとはね~」と冷静にいう彼女が切ない。

周りにも同じように困っている人は多いようで、「息子の医学部進学あきらめさせる」、「奥さんのパートの時間を倍に」、「中学受験をやめさせる」、「嫁に母ちゃんの介護させてる場合じゃない」、「転職を考える」など、とにかくみんな、“具体的に”ざわついてるみたいです。

 

もちろん、全社員が困っているわけではなく、喜んでいる人も多いのはもちろんです。でも、困っている人もたくさん。

会社としても、社員のためによかれと思ってやっている部分もあるわけで、まさかの自体ではないかと思います。

はてさて、この働き方改革の行方はどうなるのか?

そして、彼女たち夫婦のこの先はどうなるのか?

また、新たな情報を聞いたら、勝手にここに書いてみたいと思います。